No.240

2021.01.08

充電不要のソーラー電気自動車

Aptera

Aptera

概要

「Aptera(アプテラ)」は、ソーラーパネルを搭載した充電をほとんど必要としない電気自動車。上部にソーラーパネルが設置されており、それらの発電エネルギーのみで1日に72キロの距離を走行することができる。また電気自動車としても画期的で、従来の課題であった航続距離の短さや価格の高さも克服。「Aptera」はエネルギー効率性を重視した素材や形状が採用されており、フル充電の場合約1610キロ(従来の電気自動車の約4倍)の距離を走行することができる。構造部品に3Dプリンタを活用することで200万円代という低価格での販売を実現した。将来的には、充電せずにどこまでも走ることのできるソーラー電気自動車として、普及が期待される。

Aptera

なぜできるのか?

ソーラーパネルの搭載

3平方メートルの面積あたりおよそ180枚のソーラーパネルを搭載。太陽光を受けることで、1日で72キロ走行分の電力を発電することができる。

効率性の高いデザイン

流線型が特徴的なデザインは抵抗係数を0.13までに減らし、効率性の高い走行を可能にしている(一般的に優れているとされる抵抗係数の基準は0.3)。

軽量でありながら高強度な素材の使用

Apteraの車体は、レーシングカーによく見られるサンドウィッチ構造(二枚の薄い板の間に樹脂系材料を挟んだ構造)を用いた複合素材でできており、軽量でありながら高い強度を持っている。

「アディティブ・マニュファクチュアリング」の活用

一般的な電気自動車は300もの主要な構造部品を必要とするのに対し、Apteraは「アディティブ・マニュファクチュアリング」(金属の3Dプリント技術)を活用することでその数を4つまでに削減した。これにより、少ない工数で簡単に製造することができ、低価格での販売が可能になった。

相性のいい産業分野

流通・モビリティ

エネルギー供給を必要としない「半永久的飛行旅客機」

環境・エネルギー
  • 走ることで逆に蓄えることができる「自動車発電」

  • 二酸化炭素排出量ゼロのクルマ社会

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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