No.678

2022.04.11

脳波計測によるブレインヘルス・ソリューション

Good Brain(グッドブレイン)

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概要

「Good Brain(グッドブレイン)」とは、脳科学の知見や、最新鋭の脳活動計測デバイスを活用し、ユーザーの心身の健康を増進するブレインマネージメントソリューション。「GoodBrainアプリ」、「実験」、「商品開発」の3つのサービスからなり、健康促進と、認知症や精神疾患などの予防を目的としている。このうち、「商品開発」では、味覚と栄養成分から脳のパフォーマンスアップを促進するハンバーグ型ブレインフード「脳に働きかける体験型食品 エナジーバーグ」や、「香りで脳に働きかけるアロマ」などを企画・開発。「実験」では、脳活動計測デバイスで脳活動やホルモン量を計測し、脳機能をベースとしたさまざまなサービスの効果検証を行う。味覚や嗅覚、聴覚といった五感を通じてユーザーの脳に直接働きかけ、ストレスや心身の不調を和らげ、ユーザーのQOLを向上させるサービスとして期待されている。

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実現事例 実現プロジェクト

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Good Brain アプリ

ユーザーが習慣的に脳の活動と向き合い、マインドフルネスな状態を維持できるようサポートするアプリケーション。日々のヘルスケアデータを管理し、ヘルスケアアプリと連携することでより正確なデータも取得できる「ログ」機能、360度映像を利用したコンテンツやSpotifyのプレイリストを利用し自分をととのえられる「瞑想」機能、脳活動計測デバイス「Focus Calm(フォーカスカーム)」に接続することで脳波データを計測し、データとして出力できる「脳波計測」機能を搭載している。

なぜできるのか?

最先端の脳活動計測デバイスを活用

「Good Brain(グッドブレイン)」では、脳活動計測デバイスとして、頭に装着することで脳波を計測しスコア化できるヘッドバンド型デバイス「Focus Calm(フォーカスカーム)」や、瞑想などによる脳波の変化を可視化できるデバイス「Muse2(ミューズツー)」を使用。計測結果を可視化し脳波状態をコントロールすることで、ストレスの軽減や脳のパフォーマンス向上を図ることが可能。

VRとの融合で創出される新たな体験

開発元の株式会社ハコスコは、ブレインヘルス事業にVRプラットフォームの活用をスタート。VRゴーグルと360度映像を使った「VR旅行」などにより、高齢者向けに、その場を旅行しているかのような記憶の想起や会話のきっかけづくり、運動を促す「Good Brain シニア」もサービスとして提供し、高齢者施設や地方自治体など全国展開を行う。

相性のいい産業分野

生活・文化

仕事終わりに「Good Brain アプリ」で瞑想し仕事の疲れをリフレッシュ

スポーツ

アスリートが試合前の緊張を緩和するために脳波ソリューションを活用

教育・人材

生徒が集中して自学自習に取り組めるようサポート

医療・福祉

福祉現場で「Good Brain シニア」を使用し、高齢者同士のコミュニケーションを活性化

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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