あらゆる人が政治・行政の政策作りに参加できるサービスの構築を目指す株式会社PoliPoliは、国内3大キャリアのソフトバンクグループ、ドコモグループ・KDDI Open Innovation Fund 3号やとエンジェル投資家数名から資金調達を実施したことを発表した。これまでの累計調達額は数億円規模という。

同社では、2018年2月の創業以来、あらゆる人が政策づくりに参加できる社会の構築を目指し、新たな政治参加の仕組みの開発・提供を推進してきた。デジタル時代の広聴手段として鹿児島市で導入された“政策共創プラットフォーム”「PoliPoli Gov（β版）」をはじめ、政策づくりに携わる人々を広くカバーする4つのプロダクトを提供している。

今回出資したのは、前回の資金調達のリードインベスターであるソフトバンクグループのZ Ventures Capitalに加え、ドコモグループ、KDDI Open Innovation Fund 3号など。今後は通信インフラを提供する大手事業会社との強力なパートナーシップをもとに、社会インフラとなるようなサービス提供体制の構築を目指す。

現在、同社では、ルールメイキングへ取り組む障壁を下げる新プロダクトも開発中。今後は、従来提供してきたカスタマーサクセスによる価値提供に加え、プロダクト起点の価値提供をより強化するとしている。

なお、PoliPoli Gov（β版）では、2023年3月31日まで以下の3つのタイトルで意見募集を実施中。寄せられた意見は今後の政策立案のプロセスで参考にされる可能性があるという。気になる方はぜひ応募してみてはいかがだろうか。

■意見募集テーマ

①地域公共交通の担い手となるバス運転手を増やすためのアイデアはありますか？
②参加したくなる地域コミュニティ活動のアイデアを教えてください
③オンライン化してほしい行政手続きはありますか？

プレスリリースはこちら(１) (２) (３)

政治家や行政と人々を繋ぐプラットフォームを運営するPoliPoliに出資（Z Venture Capital株式会社）

政治家・省庁・国民を繋ぐプラットフォーム提供のPoliPoli、資金調達でサービス拡大（ニュース記事）

「政策共創」が社会インフラになる未来を目指して｜PoliPoli 伊藤和真（note）

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