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2022.12.07
知財ニュース
無印良品が初の「3Dプリンタ工房」開設、最短15分で拡張パーツを印刷・提供
無印良品を展開する株式会社良品計画は、関東最大級の大型路面店「無印良品 板橋南町22」を2022年11月17日にオープンし、3Dプリンタで拡張パーツを提供する「3Dプリンタ工房」をスタートしたことを発表した。
3Dプリンタ工房は、無印良品の既存商品に追加できる「拡張パーツ」を3Dプリンタで作れるサービス。3Dプリンタで制作し、その場で完成した商品を提供することで、多くの人々が快適に暮らせる生活を提供する。
■「拡張パーツ」ラインナップ 作製所要時間/価格(税込)
・ファイルボックスを片手で引き出しやすいテープハンドル:15分/200円
・上げ下げしやすいファスナーフック:30分/200円
・本を引き出しやすいしおり:90分/300円
・缶ボトルを片手で開け閉めしやすいオープナー:120分/400円
関東最大級店舗となる「無印良品 板橋南町22」は、「お客様の生活に近いお店」をコンセプトに、人と人、人と地域がよりつながれる場所、「コミュニティセンター」としての役割を目指している。地域の住民の方々や自治体と連携し、地域に開かれた店舗運営を通じて、店舗が地域の「コミュニティセンター」となり、雇用創出に加え地産地消の推進やまちづくりなど、地域を活性化に貢献することを目指しているとのこと。
今回の設置は、同年9月に包括連携協定を締結した板橋区と近隣地域の経済活性化や地域課題解決に向けた店舗づくりの一環。3Dプリンタでつくる自助具プラットフォームを持つ「ファブラボ品川」との協業により実現した。
3Dプリンタは2台設置され、拡張パーツの種類は反響次第で今後増やしていく予定。周辺の住民の日常生活に役立つ店舗として、地域で活躍する人々にも参画を仰ぎ、品揃え、店舗サービスを検討・提供していくとしている。
Top Image : © ファブラボ品川