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2021.11.18

知財ニュース

日本で初、SkyDrive「空飛ぶクルマ」の型式証明申請を国土交通省が受理―2025年大阪ベイエリアでのサービス開始へ

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「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDriveは10月29日、同社の「空飛ぶクルマ」の型式証明申請が国土交通省に受理され、型式証明活動を開始したと発表した。「空飛ぶクルマ」として国土交通省に型式証明申請が受理されたのは、日本で初めてとなる。型式証明の審査対象は2025年に事業化を目指している機体で、同社は2025年に大阪ベイエリアでのサービス開始を目指している。

型式証明とは、国土交通省が航空法に基づき、新たに開発された航空機について、その型式ごとに設計・構造・強度・性能などが所要の安全基準および環境基準に適合していることを証明するもの。この証明のためには強度試験や飛行試験など、各種審査が行われる。この証明が認可されれば、新造機1機ごとのテストプロセスが大幅に軽減され、実用化へ一歩近づくこととなる。

空飛ぶクルマは、都市の渋滞を避けた通勤、通学や通園、タクシーサービス、離島や山間部での新しい移動手段、災害時の救急搬送や迅速な物資輸送などの新たな交通手段として期待されている。

SkyDriveは「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、空飛ぶクルマや物流ドローンを開発している。空飛ぶクルマの開発においては、国内で唯一有人飛行試験を実現し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与している。またドローンにおいても、同社の30kg以上の荷物を運搬可能な物流ドローンは、山間部を中心とした作業現場で活用されているという。

今回の型式証明申請の受理をふまえ、ますます政府・国土交通省との連携を深めながら、安心安全な空飛ぶクルマの機体開発を進めるとしている。

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Top Image : © 株式会社 SkyDrive

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