画像生成AIの「Midjourney（ミッドジャーニー）」が、専用ウェブサイトを開設した。これによりMidjourneyは「Discord」経由なしでの画像生成が可能となった。

「Midjourney」は、プロンプト（命令文）から画像を生成するAIサービス。コミュニケーションアプリから入力された画像の内容（プロンプト）をAIが読解、学習、予測し、1分ほどで高品質な画像を出力する。

「Stable Diffusion」をはじめ、近年進歩が著しい生成AI。中でもMidjourneyは特に人気の高いツールとなっている。しかし、従来はDiscordのチャンネル経由でしかアクセスできず、利用までの手続きが面倒だった。

ただし、MidjourneyのCEO、David Holz氏によると、専用サイトはアルファ版で、まずはDiscord上の作成画像が1万枚を超えるユーザーだけが利用可能とのこと。なお、生成した画像の枚数は、Midjourney Botが含まれるDiscordチャンネルで「/info」と入力すれば確認できる。

Holz氏によると、サイトは今後数カ月で多くの人がアクセス可能にする予定とのことで、ゆくゆくは毎日何十回も利用しているヘビーユーザー以外でも使用可能になるという。

利用資格のある人は、Midjourneyの新しいウェブサイトから、「Join the Beta」（ベータに参加する）ボタンをクリックして、サインイン可能。

なお、本ウェブサイトにアクセスできたNick St. Pierre氏は、X（旧Twitter）に投稿した動画でサイトの様子を紹介している。同氏は、ウェブサイトによって画像の扱いが容易になったと述べている。

ニュースリリースはこちら（1）（2）

「Midjourney（ミッドジャーニー）」公式サイト

「Midjourney」知財記事

「Midjourney」Discordチャンネル

Top Image : Midjourney