中国のテクノロジーブランドTECNOは、超薄型で3つ折りのスマートフォン「PHANTOM ULTIMATE 2」を発表した。

「PHANTOM ULTIMATE 2」は、ポケットサイズのデバイスで大画面にもなる超薄型3つ折りスマートフォンだ。このスマートフォンの重要な点は、三つ折りデザインでも厚さに大きな妥協がないこと。革新的でより薄いヒンジにより、折りたたんだ状態では、既存の3つ折りモデルの中で最も薄く、厚さはわずか11mmなのだという。

バッテリーカバーは、超圧縮Titan Advanced Fiber素材により、スマートフォン業界最薄のわずか0.25mm。業界最薄である現在の0.45mmの厚さと比較して、この高度な素材は十分な強度で、より薄い形状を可能にしている。カメラデザインも、画質を犠牲にすることなく薄さと軽さを実現している。

折りたたみ式デバイスでは初めてのTDDIテクノロジーを採用した巨大な10インチスクリーンで、標準的なスマートフォンからタブレットのような大画面デバイスに変身させることが可能だ。この利便性の向上をサポートするために、デバイスにはOLEDタッチおよびディスプレイドライバー統合 (TDDI) と、392PPIの高度な3K LTPO画面が搭載されている。

また、使用されているヒンジは、驚異の2100MPaの強度を誇る最先端の設計で、30万回以上の折り畳みに耐えることができるのだという。ヒンジはデバイスの非常にフラットなスクリーンにも貢献し、折り目が目立たないようにすることで、より没入感のある視聴体験ができる。

「PHANTOM ULTIMATE 2」は、スクリーンホバーリングをサポートしており、スクリーンのベースを平らにしてキーボードで入力し、垂直に立てたスクリーンはラップトップスタイルのディスプレイとして、会議や大学の講義でメモを取るのに便利だ。デバイスをテントモードに折りたたんでデュアルスクリーンの対面リアルタイムAI翻訳を使用することも可能。

マルチウィンドウモードにより、ユーザーはゲームや映画を楽しみながらメッセージを返信したり、インターネットを検索したりすることもできる。高度なソフトウェアとUIは、三つ折りデザインに特化して最適化されており、最先端のハードウェアの実用性をさらに高めている。

この新しいコンセプトの発表は、TECNOの折りたたみ式デバイスの革新の分野におけるさらなる進歩への道を開き、第2世代の折りたたみ式デバイス「PHANTOM V Fold2 5G」と「PHANTOM V Flip2 5G」がまもなくリリースされる予定とのことだ。

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Top Image : © TECNO