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2023.11.01
知財ニュース
株式会社ティアフォー、関東で初の自動運転レベル4の認可を取得─プロセスや設計を公開
株式会社ティアフォーは、GLP ALFALINK相模原で開発・運用していた自動運転システム「AIパイロット」に対して、道路運送車両法に基づき、運転者を必要としない自動運転システム「レベル4」の認可を取得したことを10月20日、発表した。
道路交通法が適用される道路で歩行者と一般車両が混在する環境で、道路インフラなどに頼らず自動運行装置が自律的に認知・判断・操作を行うシステムに対するレベル4の認可は全国で初めてのこと。同社は自動運転システムの開発を目指すパートナーへのソリューションとして、今回のレベル4認可で得たプロセスや設計を全て公開するとしている。
同プロジェクトは政府が目標として掲げている自動運転の社会実装に向けた最初の取り組みで、ティアフォー製の自動運行装置「AIパイロット」に対して認可が与えられたもの。
「AIパイロット」は、オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」とそれに対応したセンサーシステム、コンピュータシステム、車載情報通信システムから構成され、様々な車両に搭載可能だ。
同社は「今後も継続的に研究開発と評価検証を重ねていき、自動運転システムの機能及び性能の更なる向上を図りたい」とし、全国各地の市街地におけるレベル4認可の取得を進めるとともに、政府の目標である2025年50ヶ所以上、2027年100ヶ所以上の自治体への自動運転システムの導入を目指していく。
Top Image : © 株式会社 ティアフォー