ノルウェーのスタートアップ、フレスコ・モーターズ（Fresco Motors AS）は、燃料を最大積載量まで積んだ際に航行できる航続距離が1000kmを超える、開発中の8人乗りEV（電気自動車）「フレスコXL（Fresco XL）」を発表した。

同社によれば、「Fresco XL」は大型のバッテリーパックを車の骨格フレームの一部として使用。ボディ上部はガラスのような素材で覆われ、未来的かつスタイリッシュなデザインでボディの空力抵抗を削減している。

さらに、タイヤの各車軸に電気モーターが搭載され、北国ノルウェーの厳しい気候やオフロードでも安全に走行可能。8人乗りのため室内空間が広く、シートを倒してスリーピングバッグを広げればキャンピングカーとしても使える。Fresco XLのバッテリーはキャンプで家電製品をつなげて使用したり、家のエネルギーシステムとつなげて停電時にバックアップ電源として使用することも可能という。

細部や内装など詳細はまだ不明だが、同社のホームページでは早くも予約を募集し、多数のオーダーが寄せられている。各社が趣向を凝らした製品の開発にしのぎを削るEV業界。「Fresco XL」が起爆剤となることに期待したい。

Fresco Motors AS 公式サイト

Top Image : © Fresco Motors AS