吉野家と株式会社NEXT DELIVERYは、石川県小松市において9月12日、ドローンを用いて吉野家店舗から郊外へ牛丼を届けるドローン配送の実証実験を実施した。

ドローンは、吉野家小松店から木場潟カヌー競技場艇庫までの片道2.5kmの距離を約6分で飛行した。吉野家小松店で調理された牛丼弁当4個が箱に収納され、吉野家小松店スタッフによってドローンにセット。午前10時30分から約30分間隔で離陸し、1ルートを計9回飛行し、小松市民やカヌー選手の元まで届けられた。

運搬された牛丼弁当は熱々で、たれもこぼれず中身の偏りもなく高い配送品質を保っていたという。実際に受け取った小松市民は、「店舗で食べる味と遜色ない。むしろいつもよりも温かく感じられる」と話した。

小松市は、8月28日にドローンを活用した新スマート物流SkyHub®の社会実装をスタート。拠点となる「ほのぼの松東」内に構えた「ドローンデポ®小松」の開所式を実施したほか、すでにNEXT DELIVERY社が実施主体となり、新スマート物流SkyHub®のサービスとして買い物代行等のサービスをスタートしており、吉野家の弁当は陸送での配送を実施している。

同市はすでに、この買い物代行等のサービスで吉野家の弁当も陸送で自宅まで届けることが可能だが、今回の実証実験は今後のドローンでの配送も見据え実施された。

同社では、「今後は全国でドローンを含む次世代高度技術の活用したサービスを展開することで、地域の活性化に寄与していきたい」と抱負を語っている。

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Top Image : © 株式会社 吉野家

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