フードデリバリープラットフォームの出前館を利用したドローン配送によるフードデリバリーの試験導入を、TOMPLA株式会社は、2022年9月5日から16日まで新潟市信濃川万代テラスエリアで行う。

現在、国内のドローン宅配は過疎地域を対象として導入が進められているが、一般普及化の為には一定の利用者人口が存在し、既存手段で課題を抱える地域都市でのサービス提供が重要である。

ドローンは、サイズが小さく軽いものの運搬に適しており、ラストワンマイルに近い工程で最も利用価値が高くなる。そのため、軽貨物を扱う地域物流や、飲食店のデリバリーでの需要が予測されており、TOMPLA株式会社を含めドローンによるフードデリバリーの実証事業が行われてきた。

しかし、これまでの実証事業は、運搬後の食品の品質確認や航路関連の検証のため、単日かつ限定された注文回数での実施となり、実際の市場環境とは言い難いものであったという。そこで、TOMPLA株式会社はドローンデリバリーの商用化のため、ドローンによるフードデリバリーのテストマーケティングを主要なフードデリバリープラットフォーマーである株式会社出前館と協働し、12日間サービス提供することとなった。

さらに配送ドローンの運航については、TOMPLAが提供するドローン配送オペレーター養成講座を修了した、新潟県内を中心にフードデリバリー等の軽貨物事業を営む有限会社弘真物流が担う。

この地域への導入モデルケースの取り組みについて、ドローン配送事業を検討する法人に向け、9月5日と9月7日から9月15日の期間で視察プランを提供するとのこと。

【ドローンフードデリバリー・新潟市信濃川テストマーケティング概要（予定）】
営業期間： 2022年9月5日～9月16日 / 11時～15時 / 月曜定休、雨天・荒天時休業あり

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Top Image : ©︎ TOMPLA 株式会社