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2024.10.22

知財ニュース

世界初の無人移動式交番「SPS-AMV」ドバイ警察と三笠製作所が共同開発、2025年ドバイWCで配備へ

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株式会社三笠製作所は、ドバイ警察と共同開発を進めている世界初の移動式交番「SPS‐AMV」(Smart Police Station-Autonomous Mobile Vehicle)を、2025年に世界的なイベントであるドバイWCとドバイ・エアショーに配備する予定だと発表した。

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配備される車両は2022年に同社がドバイ警察に納車した2号機で、実証実験を兼ねた配備になる。移動式交番「SPS‐AMV」は、警察行政サービス端末(SPS)を搭載した移動遠隔自動運転の無人交番車両だ。

2017年から同社は、ドバイ警察との共同プロジェクトとして開発を進めており、翌2018年、中東最大の情報通信技術展示会「GITEX Technology Week2018」で1号機となるコンセプトモデルを発表した。

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アラブ首長国連邦のドバイ首長国で「SPS‐AMV」が本格稼働すれば、スマートホンで同機を希望の場所まで呼び出すことが可能になり、同機が都市間を移動しながら、移動先の住民に各種支払いサービスや住民票の出力、遺失物の紛失・盗難届等、約30の行政サービスを提供することができるようになる。

さらに、「SPS‐AMV」とドバイ警察本部とインタラクティブ通信し、犯罪や交通違反を検知・通報する前後方360°カメラシステム機能も搭載する予定だ。

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このシステムで「速度違反や駐車違反を自動検出して通報すること」「ドバイ警察本部でSPS-AMV前後方360°ライブストリーミング映像のVR視聴すること」の2点を可能にし、ドバイ警察のパトロール業務の負担軽減につなげていく計画だという。ほかにも「不審者・不審車両の検出」「火災判定」「交通量調査」「道路状況の監視」「砂塵嵐・砂嵐予測監視システム」といった機能拡充を検討している。

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同社は、アラブ首長国連邦を中心に中東での生活安全やQOLの向上に寄与できるように、「SPS-AMV」のさらなるアップデートにつとめていくとしている。

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Top Image : © 株式会社 三笠製作所

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