浮像(うくぞう)

浮像は、絵などの「2D表現物」に影をつけて立体的に浮かび上がるような錯視を起こす機構。カメラを通して絵などの「2D」の形状や位置を認識し、プロジェクターを用いて影・奥行きを投影する。それによって「3D」に見える錯視を起こすことが可能となる。
なにがすごいのか?
- 複雑な設定を要せず、リアルタイムに「絵」を認識して影を生成できる
- 絵画や写真だけでなく、その場で書いた絵や文字にも対応できる
- カメラやプロジェクターの組み合わせ次第で、大小様々なシステムが作り出せる
なぜ生まれたのか?
錯覚を利用することで、現実場面でのモノの知覚や認知をより便利に、より楽しい方向へ変えていくことが可能となる。普段私たちが何気なく行なっている「見ること、聞くこと、触ること」をより一層楽しむことができる世界を創るための技術開発として開発された。