No. 105 手軽にマインドフルネスを実践できる瞑想ポッド

Meditation Pod(メディテーションポッド)

(c) OpenSeed LLC.

Meditation Pod(メディテーションポッド)は、瞑想に最適な構造・デザイン・テクノロジーを融合することでリラックスとパフォーマンス向上のための環境を実現した瞑想専用ポッド。ポッドの中で瞑想をすることにより、マインドフルネスによって期待される集中力や感情調整能力の向上や自己認識への変化といった効果を享受できる。オフィスに収まる程のサイズのため、様々な場所に設置しやすく、従来の瞑想空間と比べてアクセスがしやすい利点もある。将来的には、医療、モビリティ、スポーツ、教育などのシーンにおける応用が期待されている。

なにがすごいのか?

  • リラックスとパフォーマンス向上のための環境を実現した世界初のメディテーションポッド
  • 色彩、音、振動、匂いなど、感覚刺激を伴った瞑想体験
  • マインドフルネス自体に秘められた高い応用可能性

なぜ生まれたのか?

2016年、米国マイアミに住むOpenseed社代表のジョナサン氏は、極度のストレスを感じる出来事を経験してふさぎ込んでいた。その状況を打破すべく、マインドフルネス・メディテーションに出会い、自然の中で行われた10日間の瞑想プログラムに参加し人生の変わる経験をした。ところが、プログラムを終えて日常に戻ったジョナサン氏は、効果的に瞑想できる環境がないことに気がついた。「大事なのは、誰もがあの人生を変える経験にアクセスできること」だと考え、理想的な瞑想空間を作るためにポッド製作の構想を始めた。自然環境や、凛とした空気感を感じられる日本の寺の造りを参考にして、最終的に大きな種子のような鞘のアイデアに落ち着いた。

これを受けてラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント・ジャパン株式会社は、マインドフルネスを通じて人々の幸福度を高めることを願い、日本をはじめとするアジア諸国で瞑想をより身近なものとすべく、Openseed社より日本での独占販売権・アジアでの販売権を獲得するに至った。

参考:Meditation Podがあれば、瞑想のための最適な環境に気軽にアクセスすることが可能だ。

妄想プロジェクト

瞑想お産ルーム

出産は、古来より人類にとって壮絶なイベントであり続けてきた。誕生の瞬間に立ち会える喜ばしさは計り知れないものだが、妊婦に降りかかる精神的ストレスも尋常ではない。精神的ストレスがストレスホルモン誘発性の子宮収縮と早産のリスクを高めることも報告されており、周産期のメンタルケアは母体及び胎児の安心・安全にとって重要な課題である。

「メディテーションポッド」は、こういった課題を解決し人類の出産シーンの常識を覆す立役者となるかもしれない。そう遠くない未来、病院の産婦人科病棟には、分娩室の空間デザインにおいてメディテーションポッドを応用した世界初の「瞑想お産ルーム」が設置されている。妊婦たちはこの特別な部屋を分娩予定日の数日前から利用でき、条件を満たせばこの中での出産も選択できる。この部屋がもたらす効果としては、出産の瞬間に向けて精神を研ぎ澄ませていくことで、自身の出産を客観的に眺めたり、リラックスしながら姿勢や呼吸を整えることで身体的なリスクや精神的ストレスを低減したりできることが挙げられる。
やがて、この「瞑想お産ルーム」が普及すれば、出産に対する様々な負担や心構えが大きく変わるだけでなく、マインドフルネスという概念自体の定着にも繋がることだろう。

なぜできるのか?

瞑想に最適な空間を実現

ポッドは、周囲の光と音を吸収するフェルトの外壁、心地よい重低音で再生するサブウーファー・スピーカー、ヒーリング効果のあるLED照明、自然で快適な気流を実現する静音ファンを備えている。

瞑想を通じてマインドフルネスへ

体験者は、変化する光量と色彩に合わせて、姿勢や呼吸のバランスを整え、沸き起こる感情をあるがままに受け入れ観察することで、マインドを内側に向ける。この際のメディテーションコンテンツや香りのオプションも体験者が自由に選択できる。

メディテーションに特化した多数のオリジナルコンテンツ

集中、リラックス、バランスなどそれぞれの目的にフォーカスした、ガイド付きのメディテーションをはじめとした多数のオリジナルコンテンツを用意。好きなプログラムを付属のタブレットから選択可能。

相性のいい分野

ビジネス
メンタル・ウェルネスの改善、ディープ・シンクの促進、エンゲージメントの向上という3つの効果により従業員の生産性向上
モビリティ
ポッドの形状・構造を変えて自動車や長距離バスなどに搭載し、初心者向け瞑想講座プラン付きの日帰りツアー
メンタルヘルス
終末期医療での臨死や死刑執行の直前、ポッドによる「瞑想の間」で静寂と内観の世界へ
スポーツ
野球スタジアムに設置し、バッターが打席に入る直前やリリーフ投手の登板前に集中力アップ
教育
大学入試などの試験会場周りに数台設置し、希望する受験生は試験前の集中力を高めるために利用可能

知財情報

主な知財ホルダー:ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント・ジャパン株式会社、OpenSeedほか

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

出村 光世 Mitsuyo Demura
Producer / Konel Inc.

1985年石川県金沢市生まれ。早稲田大学理工学部経営システム工学科卒。アート/プロダクト/マーケティングなど領域に縛られずにさまざまなプロジェクトを推進。プロトタイピングに特化した「日本橋地下実験場」を拠点に制作活動を行い、国内外のエキシビションにて作品を発表している。自然現象とバイオテクノロジーに高い関心がある。


知財ライティング: 小髙 充弘