No.163
2020.06.23
ブラウザでのインタラクションを加速する音のAPI
Web Audio API
概要
Web Audio APIは、ブラウザ上で音声を扱うための強力で多機能なシステム。JavaScriptで制御でき、HTML/CSS、canvas 2DやWebGL 3DのグラフィックスAPI、Tone.js、p5.jsなどと相性が良い。視覚と聴覚を使ったインタラクティブコンテンツをブラウザ上で作成しやすくなると期待される。
なにがすごいのか?
ブラウザ上での音の動的生成
フィルタリング処理やエフェクト加工、波形のビジュアライゼーション
5.1チャンネルまで対応
なぜ生まれたのか?
ブラウザ上で単に音を再生するならば、HTMLのaudioタグや、プラグインを利用してJavaやFlash経由で音を出す方法で事足りるが、正確なリズムで複数の音を連続的に再生するといった高度な操作はこれらの方法では難しく、より柔軟に音を出せる方法が求められていた。
なぜできるのか?
Web Audio API インタフェース
28のインタフェースと関連するイベント(JavaScript による音声処理や、立体音響加工、可視化など)が付属。
相性のいい産業分野
- アート・エンターテインメント
ブラウザゲームでインタラクティブに音を再生する
- 生活・文化
視覚障害者など向けに音声案内やサウンドガイダンスが盛り込まれた行政サービス
- メディア・コミュニケーション
Interactive Evolutionary Composition (IEC)により訪問する度に異なる様相を呈するウェブサイト
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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