No. 180 肌に触れずに会話ができる新感覚マスク

せんすマスク

新型コロナウイルスの流行により日常生活に欠かせなくなったマスクだが、感覚過敏(肌にものが触れると痛みや刺激、苦しさを感じる“触覚過敏”もこのうちに含まれる)がある人など、マスクの着用が難しい人もいる。そうしたニーズを捉え、今までの形状にとらわれす“扇子”をマスクとした知財が「せんすマスク」である。また触覚過敏者以外の課題も解決する、時代にあったツールとして期待されている。

なぜできるのか?

感覚過敏の人々のニーズの反映

マスクの着用が難しい感覚過敏の人々の「マスクがつけられない意思表示カード」等の制作・啓蒙活動を経て、マスク着用の根本解決の形として、マスクの代用となる扇子型ツールを開発。マスクはつけられないがコミュニケーションは取りたい、というニーズに応えた知財となった。

感染予防機能の新しい捉え方

扇子で口元を隠しながら会話をするという日本古来の文化習慣に倣い、それに洗浄可能・アルコール除菌対応などの感染予防(飛沫防止)の機能を加えた。また聴覚障害の方とも話せるよう口元が見える透明なタイプを制作するなど、改良も重ねられている。

感覚過敏対策以外の応用

感覚過敏以外でも、昨今課題となっている“暑さのためマスクの着用困難な状況”も解決するほか、持ち運びもしやすく必要な時に誰もが手軽に利用できるユニバーサルな知財である。

相性のいい分野

ファッション
日本らしい扇子文化を継承した現代のファッションアイテム兼感染対策ツールとしてのデザイン扇子
ウェルビーイング
ファンや冷却装置により涼しくする機能を強化し、快適に夏を過ごすための小型家電
フード
レストランやカフェで入手できる、食事中の感染予防の新対策ツール

知財情報

主な知財ホルダー:感覚過敏研究所

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

丑田 美奈子 Minako Ushida
Writer / Konel Inc.

1982年神奈川県相模原市生まれ。ライター・プロデューサー・バックオフィサーの顔を持ち、活字と音楽をこよなく愛する。別名・最もテクノロジーから遠い超文系知財ハンター。彼女の琴線に触れる知財とはすなわち万人に届きやすい知財であることを意味する。未来を作る教育関連の知財や食関連など、実用性が高く生活に密着する知財を日々探している。