No. 307 ノートPCサイズの“持ち歩ける”電動モビリティ

WALKCAR(ウォーカー)

WALKCAR(ウォーカー)とは、超小型軽量の電動モビリティである。持ち運び可能なコンパクトさに加え、最高時速16キロの走行性と、自動停止機能を搭載した安全設計の両立を実現している。電動モビリティが数多く開発されている中でも特にシンプルな形状と操作で、既存の交通インフラに依存しない気軽な移動を可能にした。歩くことに近い感覚で移動範囲が拡大するため、人々の生活スタイルに変化をもたらす可能性がある。

なぜできるのか?

軽くて強いコンパクトなボディ

​鉄の10倍の強度と1/4という軽量性が特徴のカーボン素材を「超軽量」かつ「強靭」なボディを実現するため本体メインフレームに使用。前輪と後輪を支えるフレームには航空機の翼にも使用される超超ジュラルミン切削品を用いる。これらにより本体重量2.9kg、サイズはノートPC(13inch)大というコンパクトさを実現し、持ち運びも可能に。

ミニマムなデザイン設計

無駄を削ぎ落とし、軽さ、収納性を極限まで突き詰めている。​​さらに、デザイン性を損なうネジ類が一切見えないよう設計。

高い走破性

WALKCAR専用の世界最小インホイールモータ(※一人乗り移動機器におけるインホイールモータにおいて)を新規開発。溶接接合により無駄なねじ類のスペースを削減し、コイルのスペースを最大化した。これにより最大時速16km、10度の上り坂を登る走破性を持つ。

シンプルで直感的な操作

搭乗面に内蔵された4点のセンサーを用いることで、重心移動を中心としたシンプルな足元の操作で加速、減速、カーブを実現。

相性のいい分野

流通・モビリティ
車が通れない細い道や、広大なショッピングセンターなどにおける移動手段
製造業・メーカー
大型倉庫や工場での荷物整理や人員移動の効率化
環境・エネルギー
ガソリンを入手しづらい地域での車や自転車の代替モビリティ
旅行・観光
適度なスピードで足腰に負担なく観光地が巡れる案内ツアー
アート・エンターテインメント
ダンスやパフォーマンスにおける新しい演出装置
生活・文化
レンタサイクルのように街に常設された共用モビリティ・サービス

知財情報

主な知財ホルダー:cocoa motors.株式会社

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
詳細な情報をお求めの場合は、お問い合わせください。

知財ハンター

荒井 亮 Ryo Arai
編集長 / 知財図鑑

1977年東京都荒川区生まれ。立教大学社会学部産業関係学科卒。クリエイティブ会社にてライブ配信事業のプロデューサーとして番組の企画制作、各種アライアンスやチームビルディングを担当。その後、Konelに所属し「日本橋地下実験場」を中心としたプロジェクトに関わる。聴覚を拡張するプロダクト『PlayEar』の開発や、インターネット世代のポップカルチャー、メディアアート、ペットテック領域に関心がある。


知財ライティング: 中澤智心