鳥海工業株式会社は、環境技術と癒やしを融合させたユニークなインテリアデバイス、1/f 揺らぎ発生機「MYKONOS(ミコノス)」を開発した。

これは、高さ約45cm、ブレードの回転直径27cmという、実物の風力発電施設を250分の1に縮小した動く模型で、太陽光発電で「1/f揺らぎ」で静かにブレードが回転する。デジタル化が進む現代において、物の動きが持つ魅力を再認識させ、見る人の心を落ち着かせる効果が期待できるという。

最大の特徴は、毎分18回転という、ブレードの回転に取り入れられた「1/fの揺らぎ」。これは、波の音や木々のざわめき、小川のせせらぎな自然界に存在する心地よいリズムであり、人間に深いリラックス効果をもたらすというものだ。

また、アナログ回帰の潮流に着目し、環境技術と機械的な動きを組み合わせることで、若い世代にもアピールするデザインとなっている。

発売後には、オーディオ愛好家から音質向上効果が評価されるなど新たな市場を開拓しているほか、海外でも人気を集め、アメリカでは2年間で1800個を販売した。

足立区が推進する「足立ブランド」の認定企業である同社は、かねてから環境保護と社会貢献を両立する製品開発に注力。「MYKONOS」は、その姿勢を体現する製品の一つで、ストレス社会で重要視される「気持ちの切り替え」をサポートしたいという思いのもと開発された。

世代や国籍を問わず人気を集める同製品に今後も注目が集まっている。

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Top Image : © 足立ブランド