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2024.02.13
知財ニュース
ボーダレス・ジャパン、民間企業で初めて社会課題解決を目指す起業支援の連携を開始
株式会社ボーダレス・ジャパンの展開するボーダレスアカデミーは、岡山県津山市「つやま産業支援センター」と民間企業で初めて社会課題解決を目指す起業支援の連携を開始した。
ボーダレスアカデミーが運営するソーシャルビジネススクールの講座の受講料の一部補助(最大10万円)や、プログラムを修了した修了生が津山市内で社会的課題解決を目的とした創業をする場合に、補助金(R6予定:最大180万円・2/3補助)の優先採択(審査会にて加点)を行う。
ボーダレスアカデミーは、世界13カ国で51のソーシャルビジネスを展開するボーダレスグループが運営するソーシャルビジネススクール。これまで100名以上の社会起業家が誕生しており、現在では経済産業省・JICAをはじめ企業・自治体へ培ってきたプログラムの提供・連携を進めている。
運営元の株式会社ボーダレス・ジャパンは2007年に設立され、社会起業家を支援する企業として、貧困、環境、教育、地方過疎化など幅広い社会問題に取り組んでいる。13カ国で49の事業を展開し、その影響力は多方面に及んでいる。
最近の取り組みとして、北海道上川町で森林再生のための新しい寄付プロジェクトを、共感で寄付を集めるクラウドファンディング型ふるさと納税プラットフォーム「ふるさと納税forGood!」を通じて開始した。このプロジェクトは、上川町の主要産業である林業の衰退を解決するために、高校の学習に森林保全を学ぶ時間を取り入れ、子どもたちが森を身近に感じられるきっかけ作りを目的としている。
上川町での林業の様子
プロジェクト概要
かつての「林業のまち」を体感できる町へ(自然・環境)
募集期間:2024年1月12日〜2024年2月28日
目標金額:350万円
また、ボーダレス・ジャパンが運営するソーシャルビジネススクール「ボーダレスアカデミー」とソーシャルアクションに重点を置いたクラウドファンディングプラットフォーム「For Good」は、社会起業家を支援するキャンペーンも開始。ボーダレスアカデミーはこれまでに100名以上の社会起業家を育成しており、このキャンペーンでは起業家への立ち上げ支援や無料の相談、特設サイトへの掲載の特典支援などが行われている。2024年2月29日(木)23:59までに特設フォームに提出することで、前述の特典を受けることが可能だ。
過去のクラウドファンディングプロジェクト事例
For Goodでは、2022年5月にサービス開始してからこれまでに、社会課題解決の視点を活かした伴走支援を強化しており、ソーシャルビジネス立ち上げや、社会課題解決を目的とする事業を促進する600件以上のプロジェクトが立ち上がっている。
For Goodはまた、令和6年の能登半島地震の被災地支援のためのクラウドファンディングも行っている。このプロジェクトは、集まった支援金を被災自治体への義援金として被災した人々に届けることを目的としており、寄付は1,000円から可能で、寄付者には感謝のメッセージと活動報告が提供される予定だ。
Top Image : © 株式会社 ボーダレス・ジャパン