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2021.09.15

知財ニュース

農作物のフードロス対策を促す「Petitmarket(無人直売キット)」が発売、日本初の折りたためて運べる無人直売所

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包装資材のデザインを行うA.P.Mと、デザインオフィス・nendoの佐藤オオキ氏が、農作物のフードロス対策を促す木製ツール「Petitmarket(無人直売キット)」を発売した。

農作物の国内流通システムにおいて、サイズや形状などの出荷規格をクリアしない不揃いな農作物は流通できず、また、豊作時の値崩れを防ぐために出荷制限がかかることもある。こうした規格外品や売れ残った農作物は、フードロスとして社会課題となっている。Petitmarketは、道路脇などに設置される「無人直売所」に着目し、農家による直売を支援することで、規格外品や不揃い品の流通を促し、フードロス対策や地域経済の活性化を促すことを目指して開発された。この仕組みは、フードロス対策だけでなく、農家全体の収益も上がるため、農業を持続可能な産業にする取り組みにもつながることが期待される。

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Petitmarkeは畳まれた状態で配送され、工具を使わずにネジを使って各部分を止めるだけで組み立てることができる。オプションとしてQRコード決済も想定したコイン入れ・ゴミ箱(サイズ2種類)、閉店時にそのまま本体の扉になる専用黒板、専用S字フック、夜間に使用するLEDライトなども用意されている。

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屋内外で使用でき、キットの足元にブロックや土のうなどを入れて安定を図り、地面の凹凸に合わせて底面のアジャスターを調節することで、様々な設置環境に対応。棚板の数や位置は販売物に合わせて簡単に変更が可能であり、花や背の高い野菜などを入れるバケツが設置できるほか、傾斜棚やフックなども取り付けられる。 屋根は傾斜があるため、雪や落ち葉の堆積を防ぎ、夏場は内部の熱を通気口から逃す「煙突」のような役割も果たす。解体も10分程度でできるため、荒天や強風時には一時撤去し、畳んで保管することが可能だ。

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外装の仕上げ色は4種類用意されているが、各自で自由に塗装するなどしてカスタマイズし、地域ごとの特色を出してもらうことが想定されている。本体はS、M、Lの3サイズ。Mサイズは一般的なホームセンターで販売している部材やパーツを想定して設計されているため、今後は図面と組立仕様書を自由にダウンロードし、自分でホームセンターで購入・組み立てができるようにすることを検討しているようだ。

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■商品概要
商品名: Petitmarket(無人直売キット)
種類 : 本体(S、M、L)・コイン入れ・ゴミ箱(S、L)・黒板・LEDライト
価格 : 本体Sサイズ86,900(税込)
     本体Mサイズ94,600円(税込)
     本体Lサイズ103,400(税込)
サイズ: 本体SサイズW960×D490×H1,800
     本体MサイズW960×D490×H2,100
     本体LサイズW960×D490×H2,400
カラー: ナチュラル・ブラック・グレー・ブラウン
素材 : 木材(ランバーコアt=18mm)
発売日: 2021年7月1日

販売ページ:https://petitmarket.jp/
詳細はこちら

Top Image :©Petitmarke

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