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2022.03.07
知財ニュース
東京ビジネスデザインアワード、2021年度の最優秀賞・優秀賞を発表─受賞デザインは事業化・商品化に向けて検討開始
東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行うコンペティション「東京ビジネスデザインアワード」は、2021年度の最優秀賞・優秀賞を発表した。
同コンペは、東京都内の中小企業の持つ技術や素材などをテーマに、デザイナーから新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募集し、両者をマッチングして製品・サービスの実現化を目指すもの。2021年度は、商品開発を目指す企業から応募・選出されたテーマ12件に対して、150件を超えるデザイン提案があった。
最優秀賞:特殊印刷加工技術を応用したプロダクトと実験ブランド開発
▲新晃社からの企業テーマである広色域の印刷表現と立体的質感を表現する「印刷技術」に対する、クリエイティブディレクター・デザイナーの歌代悟による「特殊印刷加工技術を応用したプロダクトと実験ブランド開発」。
優秀賞:光を使ったウェルネスプロダクトの提案
▲泰興物産株式会社からのテーマである電子回路とプラスチックの「設計・試作・加工技術」に対する、井下恭介・増谷誠志郎(デザイナー/SANAGI design studio)による「光を使ったウェルネスプロダクトの提案」。
優秀賞:資源循環を実現するサスティナブル・アパレルブランド戦略
▲株式会社Rinnovationからのテーマであるさとうきびの搾りかすから生まれた「サスティナブル素材」に対する、小林諒(デザイナー/Onesal)、上田和実(プランナー/ナディア)、武市美穂(デザイナー/ナディア)による「資源循環を実現するサスティナブル・アパレルブランド戦略」。
なお、各デザイン提案については、テーマ企業とデザイナーの間で、提案の事業化・商品化に向けて検討が始まっているという。
Top Image : © 公益財団法人 日本デザイン振興会