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2024.12.04
知財ニュース
カシオ、サウナ専用の腕時計「サ時計」のクラウドファンディング開始―「サウナイキタイ」モデルも登場
カシオ計算機は、サウナ専用の腕時計「サ時計」を開発し、12月2日正午よりクラウドファンディングサイト「Makuake」にて応援購入の募集を開始した。
支援金額は、「カシオオリジナルモデル」が9,800円(税込、送料込、各色先着200個に早割特典)、「サウナイキタイモデル」が11,300円(税込、送料込、先着30個に早割特典)。成立条件は150万円で、不成立の場合は全額返金される。発送時期は、2025年6月頃を予定。
同製品は、小ぶりで丸みのあるフォルムと、温浴施設で馴染み深いカールバンドを採用したデザインが特徴。12分計と時刻表示のシンプル機能に特化し、耐熱電池の採用や、低透湿樹脂のケース素材、5気圧防水など、設定温度100℃以下のサウナで安心して使用できる仕様を実現している。
Makuakeでは、カシオオリジナルモデルに加え、サウナ検索サイト「サウナイキタイ」とのコラボモデルも用意した。
サウナブームの到来で「ととのう」という言葉が話題になる一方、高温高湿のサウナ室では通常の時計では破損や熱を持った金属でやけどする恐れがあり、適切なサウナ時間や休憩時間の管理が難しいという課題があげられてきた。
この課題に着目したカシオの開発者は、サウナ愛好家のニーズに応えるべく「サ時計」を開発。今回のクラウドファンディングは、カシオ社内における社員個々の発案によるボトムアップ企画から生まれ、新規事業創出プログラム「IBP(Idea Booster Program)」の仕組みを利用して実施した。市場における製品価値検証を目的としているという。
デザインは、ロッカーキーから着想を得た特徴的でキャッチーなデザインだ。
「サ時計」は、11月22日から新宿マルイ本館で開催される「全国サウナ物産展2024」にも展示。近年サウナ人口は回復傾向にあり、特に若い世代でのサウナ人気も高まっていることから、クラウドファンディングは、『サ時計』の価値が市場に受け入れてもらえるのかを試す場として実施する。
Top Image : © カシオ計算機 株式会社