株式会社Berryは、赤ちゃんの頭の形を矯正する、日本製の頭蓋形状矯正ヘルメット「ベビーバンド」を愛知県・岐阜県・長崎県の医療機関に初導入した。

「ベビーバンド」は、斜頭症や絶壁頭などと呼ばれる赤ちゃんの頭の形を矯正するヘルメット。高精度な3Dスキャンで赤ちゃんの頭のかたちを安全かつ高精度に計測し、個々の赤ちゃんの頭の形状に合わせ、オーダーメイドで製造される。

内部のクッションには一部に吸水・速乾性の高い素材を採用。汗を吸水し発散させることで、敏感な赤ちゃんの肌への刺激を軽減する。また、頭に直接触れる部分には化学繊維ではなく天然繊維を採用し、柔らかな肌触りで赤ちゃんの頭を優しく包む。

ヘルメットシェルには、小さな通気孔を配置され、汗をかきやすい赤ちゃんが快適な状態を維持。また、ヘルメットシェルとクッションを簡単に取り外しでき、水・中性洗剤で丸洗いができるため、清潔さを保てる。

装着は、病的なゆがみ（頭蓋骨縫合早期癒合症）の疑いがなく、頭のゆがみが中等度以上と医療機関で診断された赤ちゃんが対象。治療開始時期は月齢2〜6ヶ月を基準に1日23時間の装着を行い、圧力で頭を変形させるものではなく、頭の平らな箇所に空間をつくり頭蓋の成長を促すことで頭蓋をヘルメットの形状に誘導する。

近年、赤ちゃんの頭の形に関する関心が高まる一方、保護者への相談や治療を実施している医療機関は全国的に見るとまだまだ少ないのが現状。同社では、保護者の不安を軽減するため、ヘルメット治療経験のある新生児科、小児科、脳神経外科の先生方からのアドバイスを基にベビーバンドを開発、2022年4月には、厚生労働省より薬事承認を取得した医療機器となる。

「ベビーバンド」は、2022年7月の提供以降順調に導入医療機関を増やし、現在は30施設を超える医療機関へ提供している（導入予定を含む）。同社では、赤ちゃんの頭の形に不安を抱える保護者に最適な治療が届けられる社会の実現を目指して、さらなる製品・サービス開発を進めていくとしている。

医療機器承認番号: 30400BZX00090000/30400BZX00252000

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「ベビーバンド」公式サイト

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