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2024.09.11

知財ニュース

世界初の商用アンモニア燃料船「魁」が竣工、東京湾で実証航海へ

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アンモニア燃料タグボート「魁」

IHIグループの株式会社IHI原動機と日本郵船は、かねてから共同で研究開発を行なっていたアンモニア燃料で稼働するタグボート「魁」(さきがけ)を8月23日に竣工した。

「魁」は、世界で初めて商用利用を前提としたアンモニア燃料船(2024年8月23日、日本郵船調べ)として、東京湾での曳船業務に従事しながら3か月間の実証航海が実施される予定。

同船は、2021年10月に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金の支援事業に採択された「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」の成果の一つ。

24-1 前身のLNG燃料タグボート「魁」

前身のLNG燃料タグボート「魁」は2015年8月、当時日本で初めてのLNG燃料船としての竣工以来、約8年間に渡り東京湾で曳船業務で活躍していたが、その後、2023年10月にLNG燃料船からアンモニア燃料船への改造工事のため、日本郵船グループの京浜ドック株式会社追浜工場に入渠した。

改造工事では主機関などをアンモニア燃料仕様のものに換装し,燃料アンモニアを使用した海上航行試験を行い、2024年8月23日、竣工を迎えた。

24-4 3 燃料アンモニア補給の様子

IHI原動機は、外航船補機関向けのアンモニア燃料エンジンの開発も進行中。2026年11月に竣工予定の、「アンモニア燃料輸送船」への搭載を予定している。

プレスリリースはこちら

関連プレスリリース:アンモニア燃料アンモニア輸送船の建造決定

Top Image : © IHIグループ

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