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2021.12.09
知財ニュース
ナイキがメタバース参入、アバターでゲームやアパレルアイテムを楽しめる仮想空間「NIKELAND」オープン
スポーツブランドのナイキは11月18日(米国時間)、オンラインゲームプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」内のメタバース空間に、米国オレゴン州にあるナイキ本社を模した没入型3D空間「NIKELAND」を開設したと発表した。ユーザーは3Dアバターを操作してさまざまなアクティビティを楽しんだり、ナイキブランドのアイテムを着用させて試したりが可能だ。
「NIKELAND」は、米国ナイキの本社敷地内のバスケットボールコートやテニスコート、フットボールフィールド、陸上競技用のトラックなどを3Dで再現。友達とミニゲームを競うこともでき、スポーツとゲーム、ファッションの融合した体験を楽しめる。アバター同士で鬼ごっこやドッジボールをしたり、海外で人気のある「フロア・イズ・ラバ(床がマグマ)」などのミニゲームで遊んだりすることができる。
さらに、NIKELAND内にあるデジタルショールームでは、ナイキのアパレルや「エアフォースワン」や「エアマックス2021」などのフットウェアを試すこともできる。アバターはこれらのギアを入手し身につけることで、身体能力がアップするとのこと。
NIKELANDの世界を構築した「Roblox」は、ユーザーが自ら自由にゲームを作成したり、また他のユーザーが作ったコンテンツをプレイすることができるオンラインゲーミングプラットフォーム。無料でプレイできることから、アメリカやヨーロッパ、アジアを中心に多くのユーザー数を獲得しており、2021年8月時点で毎日約4,300万人がこのプラットフォームを利用していると報じられている。
NIKELANDでは、自作のゲームがつくれる「Roblox」の特徴を活かし、独自のミニゲームも作成できるとのこと。その他にもさまざまな仕掛けが用意されている。
日本でもインターネット上の仮想空間での生活やビジネスが注目され、「バーチャルシティコンソーシアム」のようなメタバースの利活用が増えているが、興味がある方は一度、無料のRobloxでナイキの仮想空間をチェックしてみてはいかがだろうか。
Top Image : © Nike, Inc.