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2026.04.21
知財ニュース
デザインブランド「130」、ダイカンとの協働で、「流動して見える未視感の金属表現」をミラノデザインウィーク2026で発表

デザインブランド「130(ONE THIRTY)」は、2026年4月20日(月)から4月26日(日)までイタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2026にて、株式会社ダイカン(DAIKAN)主催の展示「Return to…」に協働し、新素材「FLUX METAL」を用いた《FLUX TABLE》プロトタイプを発表する。
このプロジェクトは、大阪を拠点とするサインメーカーDAIKANが長年培ってきた精密加工技術と熟練職人の手仕事、株式会社FEEL GOOD CREATIONによるコンセプト立案および素材ディレクション、そしてMagnaRecta Inc.が展開するデザインブランド130の構造設計と空間実装が交差することで実現した。金属でありながら液体のように揺らいで見える新素材表現「FLUX METAL」と、130独自の連続フレーム構造を組み合わせることで、素材・構造・空間が一体となった新たなテーブル表現を提示する。
《FLUX TABLE》は、鏡面研磨されたアルミ製の天板が、まるで液体のように波打って見えるテーブルのプロトタイプだ。光を受けた表面は、とろりと揺れ動くような独特の表情を見せ、その質感は「FLUX METAL」という新しい金属表現によって生み出されている。
「FLUX METAL」は、金属でありながら流動して見える、その現象そのものを素材表現として成立させた新たな金属表現だ。鏡面研磨された断面は、とろりとした液体のような表情を生み出し、静止しているにもかかわらず揺らぎを感じさせる。この仕上がりは、機械加工だけでは均一に成立しない。研磨の過程では断面がわずかに動いてしまうため、最終工程ではDAIKANの熟練職人によるミクロン単位の手仕事が不可欠だ。デジタル加工とクラフトマンシップの融合によって初めて成立する、これまでにない金属表現なのだという。
天板を支える脚部には、一本のフレームを連続的に立体構築していく130独自の連続フレーム構造を採用している。この技術は、圧倒的な軽量さと堅牢さを両立しながら、工業製品でありながら手工芸的な表情を持つ構造体を生み出す。揺らぐ天板と、ゆるがない土台の相反する二つの要素の結合が、本作の本質だ。
130はこのプロジェクトにおいて、FLUX METALという未知の素材表現を空間の中で成立するプロダクト《FLUX TABLE》へと翻訳するデザインおよび空間実装を主導した。DAIKANの極限的な技術を確固たるプロダクトへと昇華し、空間とストーリーを統合することで、本展示全体を協働で牽引している。
会場では、《FLUX TABLE》のプロトタイプ3種が展示される予定だ。
Top Image : © 株式会社 MAGNARECTA


