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2024.11.08
知財ニュース
東芝、レッドカーペットの生中継に顔認識AI「カオメタ®」を提供―リアルタイム人物特定に貢献
東芝デジタルソリューションズ株式会社は、「第37回東京国際映画祭」のオフィシャル動画プロジェクト「cyberTIFF」にメディアパートナーとして参加し、第37回東京国際映画祭のレッドカーペット中継において、同社の顔認識AI「カオメタ®」を提供した。世界中から集まる映画人をリアルタイムで特定し、MCや解説者の実況配信を支援する。
東京国際映画祭のレッドカーペットは、多くの著名人が登場する華やかなイベント。しかし、MCや解説者は、登場する人物全員を瞬時に認識し、正確に名前を伝える必要があるという。
カオメタ®は、事前に登録された顔写真データと照合することで、レッドカーペットを歩く映画人をリアルタイムで特定し、その情報をMCや解説者のタブレットに表示。スムーズで正確な実況をサポートできる。
さらに、同製品は、照明や顔の向き、表情の変化といった要素にも対応する高精度な顔認識AI。人物一人につき一枚の顔写真をあらかじめ辞書登録するだけで、正確に人物を特定する高い認識精度を実現できる。また、複数の人物が同時に映る映像や、マルチ画面に映し出された小さな顔も認識できるなど、映像コンテンツに特化した機能を備えている。
東芝デジタルソリューションズは今後、顔認識結果に基づいた人物情報のテロップ自動付与など、機能強化を進める予定。これにより、放送・映像制作現場の業務効率化、映像コンテンツの高付加価値化への貢献を目指していく。
※「カオメタ」は、東芝デジタルソリューションズ株式会社の登録商標
Top Image : © 東芝デジタルソリューションズ 株式会社
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