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2024.02.09
知財ニュース
Microsoft、AIと一緒に物語を生成し、AIが音読を採点する「Reading Coach」を利用可能に
Microsoftから1月18日(現地時間)、生成AIを使用して個人のレベルにあわせた読書練習を提供するアプリとして「Reading Coach」が発表された。「Reading Coach」はMicrosoftが提供するリーディング練習ツールで、パブリックプレビューで自宅での使用ができるようになったとのことだ。
WindowsアプリケーションおよびWebアプリとして無料で利用でき、Microsoft アカウントがあれば教室や自宅での使用が可能だ。
Reading Coachでは、学習者は厳選されたオプションのコレクションからキャラクターや設定を選択、AIが生成するユニークな物語を作成できる。AIによって生成された物語は、MicrosoftのAIガイドラインに従って、コンテンツの品質、安全性、年齢に応じてレベルが調整される。
学習者がストーリーを声に出して読み上げると、音声読み上げ人工知能が学習者の読みの流暢さを分析し、難しいと感じた単語を検出し、読み手の正確さ、速度、読書に費やした時間を記録してくれる。
学習者は、物語の各章で何が起こるかを選択し、物語を通して自分自身の読書の旅を計画する。前の章で難しいと感じた単語は、次の章に自動的に組み込まれ、実践がすぐに適応できるようになるとのこと。ストーリーの各章の後に、難しいと感じた単語について流暢さのコーチングも受けることが可能だ。
努力重視のバッジ、新しいキャラクターのロックを解除し、次のストーリーの設定により、学習者は読書の流れに夢中になり、消極的な読者でもやる気を起こさせることができるとしている。
Top Image : © Microsoft