花王が、従来の歯磨き粉の常識を覆す「温かい」歯磨き粉「ディープクリーン 薬用温感ハミガキ」を開発し、10月4日に発売した。同製品は、口の中でじんわりと約40℃の温かさが広がることで、特に40代以降の悩みに多い歯ぐきの悩みにアプローチするという、世界初のユニークな製品となる。

「ディープクリーン 薬用温感ハミガキ」は、油溶性成分でコーティングされた無水硫酸マグネシウムという発熱剤を配合。歯磨き中にブラッシングすることで、唾液などの水分と反応して約40℃に発熱するという仕組みだ。

この温感は、歯磨きの平均時間である約3分間持続するように設計されており、温めることで歯ぐき組織修復成分である「アラントインクロルヒドロキシアルミニウム（ALCA）」が歯ぐきの奥まで届きやすくなり、歯周病予防に役立つとされている。

同社が実施した調査では、40代以降「歯ぐき」に関連する悩みが増え、約45％の人々がおとろえやトラブルを感じていることが明らかになっており、特に「歯ぐきが下がっている」という悩みは年齢とともに増加する傾向にあるという。

温感効果に加え、歯周病を防ぐ抗炎症成分や口臭・歯肉炎を防ぐ殺菌成分、知覚過敏を抑える成分、高濃度フッ素による虫歯予防、さらに歯石沈着予防やタバコのヤニ除去効果も期待できる、まさに多機能な歯磨き粉と言えるだろう。

香味は「渋みを効かせた和漢ゆず＆ハーブ」ということで、ミントが主流の歯磨き粉とは一線を画した、まったく新しい体験を提供してくれそうだ。

「ディープクリーン 薬用温感ハミガキ」は、歯磨きの概念を変え、毎日のオーラルケアに新たな楽しさと効果をもたらす新感覚の歯磨き粉として、注目を集めている。

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