次世代汎用人型ロボットの開発をする米国企業Apptronikは、メルセデスベンツの製造工場で、ヒト型ロボット「Apollo」を試験導入したと発表した。製造工場のスタッフとして操縦する商業契約を締結したと、3月15日付けで発表している（米国時間）。

「Apollo」は二足歩行が可能な汎用人型ロボットで、高さは5フィート8インチ（約173cm）、重さは160ポンド（約73kg）。人間と同じような体格をしており、55ポンド（約25kg）の物を持ち上げられる。NASA ヴァルキリーでの広範な研究を含む10を超える汎用ロボットの設計と開発から生まれた。

人間と協力して、反復的な重労働、トレーラーの荷降ろしなどのタスクを実行できるように設計されているとのこと。

同社は、今回の導入は肉体的に負担が大きく、反復的で単調な作業を自動化することに重点を置いた最先端のテクノロジーで、製造工場のスタッフの労働力の不足を埋められると述べている。

「Apollo」は、産業空間で人々と一緒に動作するように構築されている。人の周囲で安全な動作を維持する独自の力制御アーキテクチャ（協働ロボットと従来の産業用ロボットに似たもの）を組み合わせた設計により、身体的に厳しいタスクを同時に引き受けながら、人と一緒に作業することが可能なのだという。

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Top Image : © Apptronik