News

2024.10.23

知財ニュース

新生児誘拐を防ぐ、Litumが乳児位置追跡システムを発表

20241020 03

Litumは、乳児の位置情報を追跡する「Infant Security RTLS」を開発したと発表した。

20241020 03

毎年、新生児の安全を確保するという課題に直面しており、世界中の病院は乳児の誘拐や母子の不一致など、乳児の安全を確保することは、医療における信頼と安心にとって非常に重要だとしている。

Litumが開発した「Infant Security RTLS」は、新生児の足首に50セント硬貨ほどの大きさのデバイス「リトル タグ」を取り付け、乳児の正確な位置を追跡することができる。

「リトル タグ」は、新生児向けに特別に設計された軽量で低アレルギー性のウェアラブルデバイスだ。超広帯域無線通信規格(UWB)と省エネルギー型の無線通信規格 (BLE)を使用し、RTLSプラットフォームとシームレスに統合され、正確な位置追跡と強固なセキュリティ機能が提供される。

20241020 03

このシステムにより、1メートル未満の精度での位置を特定することができ、スタッフは新生児の正確な位置を常に監視。手動で起動する必要がある従来のシステムとは異なり、常にアクティブで、自動で監視してくれる。これにより、スタッフが物理的に現場にいてアラームを起動する必要なく、乳児が保護された状態を維持することができる。

このシステムは、許可された看護師と赤ちゃんの母親だけが赤ちゃんをNICUなどの指定エリアから連れ出すことができるとのこと。赤ちゃんを母親とペアにして、母親だけが赤ちゃんを引き取ることができるようになっているため、退院時や病院内での移動時のミスを減らすことができる。

20241020 03

誰かがタグを取り外そうとしたり、他の誰かが赤ちゃんを動かそうとすると、母親と病院スタッフにすぐに警告が送信され、許可されていない人が赤ちゃんを連れて出ていくのを物理的に防ぐことができる。また、赤ちゃんが長時間動かなくなった場合も、アラートが病院スタッフに通知される。

ニュースリリースはこちら

「Infant Security RTLS」について

Top Image : © Litum

広告