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2024.02.28

知財ニュース

航続距離1000km以上、滑走路不要な長距離VTOLドローン「テラ・ドルフィンVTOL」の飛行試験を開始─災害時の実用化へ

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株式会社テラ・ラボは、滑走路不要な長距離無人航空機「テラ・ドルフィンVTOL」の航続距離1000kmに向けての飛行試験を、1月29日(愛知県)と2月14日(静岡県)に実施した。広域災害や洋上監視の利活用に向けて実装を急ぐ。

「テラ・ドルフィンVTOL」は、洋上の長時間飛行にも耐えられる高剛性や、10時間以上、1000km以上の飛行を実現するモデルとして開発された垂直離発着型固定翼機。

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同社は、かねてから、MPPモデル(Multi Purpose Platforms、多目的プラットフォーム型無人航空機)として、レシプロエンジンやジェットエンジンなどの推進装置や観測装置を選べる固定翼型無人航空機「テラ・ドルフィン(翼長4m)」の開発を進めてきた。

固定翼機は長距離飛行ができる特性があることで着目はされていたものの、離発着に滑走路が必要なことから運用上の課題が指摘されており、同社では滑走路不要な垂直離発着を可能とする「新型テラ・ドルフィンVTOL」を実装化を目指してきたという。

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これまで、「2019-2021度、地域復興実用化開発等促進事業補助金(福島県)」を活用してプロトタイプによる飛行試験を実施したほか、「2023年度、新あいち創造研究開発補助金(愛知県)」により、垂直離発着可能な固定翼機として機体のグレードアップを行った。

同社では新機種の実装化について、2024年度中を目指すとしている。

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Top Image : © 株式会社 テラ・ラボ

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