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2021.12.17

知財ニュース

NFTサービスを手がける「Kyuzan」が、Z Venture Capital・ANRIから2.6億円の資金調達を実施

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株式会社Kyuzanは、シリーズAラウンドで総額2.6億円の資金調達を実施したことを発表。本ラウンドより新たにZ Venture Capital、ANRIを引受先としている。

株式会社Kyuzanは2018年4月の創業より、ブロックチェーンとNFTを活用したサービスと技術基盤を開発。株式会社GameWithと共同開発しているNFTゲームの「EGGRYPTO(エグリプト)」は、世界初のモバイルネイティブのNFTゲームとして2020年4月にサービス開始し、誰でも簡単にアプリで始められる気軽さが受け入れられ、国内最大のユーザー数を誇るNFTゲームに成長した。MAUは、1年で5倍と急成長し、直近の新規ユーザーの比率において日本よりも海外のユーザー比率が高くなっている。

また、2021年4月からサービス開始したNFT開発プラットフォームの「Mint(ミント)」では、ブランド・クリエイター・コンテンツホルダーの企業がユーザーに直接NFTの発行・販売を行えるツールの提供により、スピーディーなNFT導入と事業立ち上げを支援。Rhizomatiks、Perfume、fragment designをはじめとした国内のトップブランド、クリエイターのNFTプラットフォーム構築を手がけている。

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NFT市場は、過去数ヶ月で急成長し、世界最大のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」の月間取引高はEthereum上の取引のみで3,000億円を超える規模となった。世界に比べて日本ではNFTサービスが少なく、0からNFTサービスをデザインし、実際に成長しているNFTサービスの基盤を提供している事業者が非常に少ないという状況がある。Kyuzanは、自社のNFTサービスを0から開発し、国内最大規模のユーザー数を誇るサービスを提供してきた技術と知見を活かしてMintを開発、高機能なツールだけではなく、サービスデザインやリーガル面も含めたNFT事業の立ち上げを支援できることを強みとしている。

今回調達した資金は、EGGRYPTOとMintの成長に向けて、プロダクト開発と人材採用に投資する予定だ。EGGRYPTOは、グローバルに急成長するNFTゲームになることを目指し、新たにPlay-to-Earnのゲームモードの開発とマーケティングを強化。Mintは、ブランドやコンテンツホルダーの企業のNFT導入支援を強化するため、プラットフォームの機能開発と導入サポート体制の強化をしていくという。

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