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2024.10.25
知財ニュース
次世代の医療用外骨格「XoMotion」、カナダで販売するための医療機器製造ライセンスを取得
Human in Motion Roboticsは、世界で最も先進的な外骨格である「XoMotion」がカナダで販売するための医療機器製造ライセンスを取得したと発表した。
「XoMotion」は、下肢の運動障害を持つ人向けに設計された次世代の外骨格プラットフォームだ。自己バランス機能とハンズフリー機能によるサポートを提供することで、脊髄損傷(SCI)、脳卒中、その他の神経疾患の患者を支援するように設計されている。
自然で人間のような動きを模倣する能力が際立っており、患者とセラピストの両方にとって直感的で使いやすい外骨格とのこと。高度なヒューマノイドロボット工学に基づいたこの革新的な外骨格は、患者を持ち上げたり、動かし、訓練することでセラピストの身体的負担を軽減することができる。
「XoMotion」の高度なセンサーシステムとマルチモーダルコントローラーにより、ユーザーはハンズフリー機能をすぐに利用でき、これまでにないレベルの自由と独立性が得られる。身長は約150cm(5フィート0インチ)から約193cm(6フィート4インチ)、最大約100キロ(220ポンド)まで対応しているとのこと。
同社は、2023年に韓国のBeno HoldingsからシリーズAの資金調達を実施。今回のカナダでのライセンス取得は、患者と医療提供者に世界中で広くアクセスできるようにする第一歩として重要な節目となるのだという。今後、同社は米国、アジア、EUを含むその他の重要なグローバル市場で認可を取得することに注力していくとしている。
Top Image : © Human in Motion Robotics