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2022.04.18
知財ニュース
AIがデザインした壁紙16柄が「WhO(フー)」に登場―落合陽一氏率いるピクシーダストテクノロジーズと共創
野原ホールディングス株式会社が運営するインテリア内装材・壁紙ブランド「WhO(フー)」は、落合陽一氏率いるピクシーダストテクノロジーズ株式会社と共同で、AIがデザインした新柄16柄を2022年3月29日にリリースした。
AIによる新柄は、ピクシーダストテクノロジーズの開発した新しいデザインを自動で生み出すAIシステム「DeepWear™」の深層学習を用いて生成された。WhOの既存品番である約1,000点を学習させ、そこから自動生成されたデザイン300柄の中から16柄を選定し、カラーバリエーションを含めた計102点をラインナップしている。
WhOは、昨年2021年6月に、ピクシーダストテクノロジーズと共にAIを活用した壁紙デザインプロジェクトをスタート。同年7月に第一弾となるAIによる新柄をリリースした。今回はAIによるデザインの自動生成点数を100点から300点に増やしたことで、人の手に寄らないAI独特の描写はそのままに、個性的で幅広いテイストの柄が揃った。
今回は、WhOオリジナルの壁紙のデータを元に自動生成を行なったため、壁面に使いやすいリピート柄やシンプルな柄が多く見られた。「DeepWear」では、深層学習するデザインは壁紙のデータに限らず、写真やアートなどさまざまな画像を用いることができる。今後はそうした様々な素材をもとに、AIの偶発性が生み出す新たなデザインを模索していくとのこと。
また、さまざまなブランドや企業とのコラボレーションを行うWhOの「COLLABORATIONS」シリーズには“Pixie Dust Technologies”というカテゴリーを新たに追加した。同社は今後も「DeepWear」を活用した挑戦的な企画・デザインを行なっていくという。
Top Image : © 野原ホールディングス