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2023.10.05
知財ニュース
大阪・関西万博「ガスパビリオン」が起工式─放射冷却素材「SPACECOOL」採用で夏期の冷房負荷を低減
一般社団法人日本ガス協会は9月22日、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」での民間パビリオン「ガスパビリオン」出展に向けて、大阪・夢洲の万博会場にあるパビリオン建設予定地にて起工式を行った。同パビリオンの着工は2023年11月を予定している。
イベントには日本ガス協会のメンバーのほか、建設や運営に関わる日建設計、奥村組、電通、電通ライブ、ならびに2025年日本国際博覧会協会も参列した。
「ガスパビリオン」パース図外観(夜景) © 一般社団法人日本ガス協会
「SPACECOOL」の端材を利用した日除けのイメージパース ©一般社団法人日本ガス協会
ガスパビリオンは、未来をテーマにした建物で、独特な三角形の断面が特徴的な膜構造の建物。建物の表情の変化により、ガスパビリオンのコンセプト「化けろ、未来!」のコンセプトを表現する。
最大高さは約18メートル。鏡面の膜材を活用し、三角形断面の特徴的な空間を持つ。膜材には、省エネルギーと低炭素化に寄与する放射冷却素材「SPACECOOL」を利用し、室内温度上昇の軽減や室内空調の冷房負荷の低減により、省エネ・低炭素化に貢献する。
建物の表情の変化や3R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル))により、ガスパビリオンのコンセプト「化けろ、未来!」を表現する。
Top Image : © 一般社団法人 日本ガス協会