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2023.08.01

知財ニュース

AP通信、OpenAIとの提携を発表─ニュースコンテンツや技術へのアクセスの共有に合意

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世界最大級のニュースワイヤーサービスであるAP通信は2023年7月13日、OpenAIとの提携を発表した。一部のニュースコンテンツや技術へのアクセスの共有に合意した。

今回の取り決めは、OpenAIがAP通信のテキストアーカイブの一部へのライセンス供与を受け、 AP通信はOpenAIの技術と製品に関する専門知識を活用可能にするもの。両社は、それぞれの業界の専門知識を活かし、AIシステムの責任ある利用を目指すとしている。

AP通信では、約10年間にわたり、ジャーナリズムの効率化を図るため、自動化を推進。2014年からは、決算報告書の作成を自動化し、その後もニュース記事のプレビューや、一部のスポーツイベントの概括などを自動化してきた。今回の提携はこの取り組みを発展させるもので、ローカルニュース支局による業務へのテクノロジー統合をサポートする狙いもある。

同社はこれまで事実に基づいた無党派のジャーナリズムを提供し、創立以来、知的財産保護とジャーナリズムの基準と倫理に関しては、ニュース業界の最前線を歩んでいる。

AP通信SVP兼CROのKristin Heitmann氏は「OpenAIの生成AIは事実に基づいた無党派のニュースコンテンツがこの進化する技術に不可欠」とコメント。また、OpenAI最高執行責任者(COO)のBrad Lightcap氏は「業界のリーダーであるAP通信のフィードバックは、OpenAIのシステムの機能と有用性の向上に役立つだろう」と述べている。

なお、AP通信は、生成AIに関する基準を引き続き精査しており、ニュース記事では使用していないとしている。

ニュースリリースはこちら

Top Image : © AP通信

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