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2025.05.22
知財ニュース
Google、NotebookLMのAI音声要約機能「音声概要」、日本語利用が可能に

Googleは、AIリサーチアシスタント「NotebookLM」の音声概要を日本語を含む50以上の言語での利用が可能になったと発表した。
「NotebookLM」は、PDFやGoogleドキュメント、音声ファイルなどをアップロードすると、NotebookLMがそれらを要約し、トピック間の興味深い関連性を導き出してくれるAIリサーチアシスタントだ。これらはすべて、Gemini 2.0のマルチモーダル解析機能によって実現されている。
「NotebookLM」の音声概要機能は、ユーザーがアップロードしたソース(資料)を魅力的なポッドキャストのような会話形式に変えてくれる機能だ。英語版の提供開始直後から多くのユーザーに使用されている。今回、「Gemini 2.5 Pro」のネイティブ音声処理能力と最先端のマルチモーダルAI技術により、日本語を含む多言語に対応し、さらに多くのユーザーが利用できるようになった。
このアップデートにより、音声概要はユーザーの Googleアカウントの言語設定に応じて生成されるようになる。NotebookLMの設定に新しく「出力言語」が追加され、音声やチャットの応答言語をいつでも自由に変更することができる。これにより、必要に応じて多言語のコンテンツを作成したり、外国語で教材を学習したりすることも可能になる。
例えば、アマゾンの熱帯雨林に関する授業を準備している先生が、ポルトガル語のドキュメンタリー動画、スペイン語の論文、英語のレポートなどの資料を生徒と共有が可能。生徒はこれらをNotebookLMにアップロードし、好みの言語で音声概要を生成して、知見を得ることができる。
Top Image : © Google