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2022.11.22

知財ニュース

味の素、AIによるパッケージデザイン開発で「マッケンチーズ」の売上が計画比1.5倍に

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味の素株式会社は、株式会社プラグの提供するパッケージデザイン評価サービス「パッケージデザインAI」を、味の素の新商品「マッケンチーズ」のデザイン開発に導入したところ、開発期間とコストの削減、ならびに計画比1.5倍の売上を達成したことを発表した。

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「パッケージデザインAI」とは、1020万人の消費者調査の学習データをもとに、画像をアップロードすると消費者に好まれるパッケージデザインを自動評価・生成するAIサービス。消費者がデザインをどのように評価するかを予測する「評価AI」と、デザイン生成と評価を繰り返し行い1時間で1,000のデザイン案を生み出す「生成AI」があり、消費者のデザイン評価をフルオンラインで短時間に獲得できることから多くのマーケターの関心を集めている。

今回のデザイン開発では、「評価AI」を2度活用。1回目では方向性の異なるデザイン9案をAIにかけ、AI評価と社内の担当者へのアンケートを参考に2案に絞りこんだ。その後、スマホ画面で見ても「おいしさ」と「高級感・上質感」が伝わることを重視し、2案をさらにデザイン修正。2回目では、修正前の案に比べ、好意度やイメージワードが向上したことを確認し、最終デザインが決定された。

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味の素では従来、デザイン開発に2か月ほどの期間と数百万円のコストをかけていたが、本AIにより、低コストかつ半分の期間でのデザイン開発を実現したという。また、「マッケンチーズ」の売上は、発売から5か月で計画比150%と好調で、2022年度は当初計画の110%、前年比250%の販売を見込んでいる。

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Top Image : © 味の素 株式会社

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