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2022.05.06

知財ニュース

プラスチック使用量を約98%削減した「歯磨きペーパー」が新登場

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日本発のサステナブルブランド「MiYO Organic(ミヨオーガニック)」を運営する株式会社豊和は、プラスチック新法の施行を控え、脱プラスチックな商品へのニーズが高まる中、従来の歯磨き粉の役割を担う新たな選択肢として、脱プラスチック仕様の「歯磨きペーパー」を発売した。まずはホテルアメニティ向けアイテムから先行して予約販売の受付を開始している。

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開発の背景には、「ホテルアメニティとして提供される歯磨き粉が、一晩の宿泊において使い切られることがあるのだろうか」「中身が残ったそれらの歯磨き粉の容器はどれほど廃棄されているのか」という歯磨き粉の消費における疑問から「MiYO Organic(ミヨオーガニック)」の歯磨きペーパーが生まれた。

従来の歯磨き粉は、中身の劣化や固まってしまう現象を防ぐためにプラスチックやアルミの容器に入れる必要があったが、歯磨き粉をペーパー状にすることで、パッケージにも紙を使用することを可能にした。これにより、従来の歯磨き粉の製造に必要となるプラスチック使用量の約98%削減。同社がすでに販売している竹歯ブラシと併用することにより、さらなるプラスチック排出量削減を目指している。

ペーパータイプのためスペースを取らず持ち歩きに便利で、出張用や登山用、防災用として、また寝たきりの方向け歯磨き粉としてなど様々なシーンや用途に応じ、どこでも利用することができる歯磨き粉となっている。また、1包約0.5gと通常の歯磨き粉に比べて大幅に軽量化されたことで、重さも体積も下がり、輸送コストとCO2の削減に繋がる。

使う時には、パッケージからペーパーを取り出し、歯ブラシのブラシ部分にペーパーを上から差し込む。 口に含む唾液や水分に反応して泡立つため、そのまま口に運んでブラッシングすることで歯磨きをすることができ、一般的な歯磨き粉同様に洗い流して歯磨き完了する。

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MiYO Organic(ミヨオーガニック)公式ブランドサイト

MiYO Organic(ミヨオーガニック)公式Instagram

Top Image : ©︎ 株式会社豊和

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