人工知能（AI）が生成したモデルやインフルエンサーたちが「Miss AI」の称号をかけて競い合う、世界初のAI美人コンテスト「The World AI Creator Awards （WAICA）」が開催中だ。

「The World AI Creator Awards （WAICA）」は、AIによって生成された出場者のルックス、生成AIの技術力やプロンプトの使用、AIツールのスキルと実装、ネット上での注目度も審査され、「美しさ」「技術力」「社会的影響力」の3つの主要カテゴリーにわたって評価される。WAICAのウェブページには、「社会的影響力は、支持するファンとのエンゲージメント数、視聴者の増加率、Instagramなどの他のプラットフォームの利用状況に基づいて評価されます」と記載されている。

参加資格はSNS上ですでに存在感を持っているAI生成モデルのクリエイターであること、18歳以上でそれを証明する身分証明書を持っていること、MidjourneyやDeepAI、または独自のツールなど使用するツールに制限はないが「100％AI生成でなくてはならない」とされている。

コンテストへの応募は4月14日からオンライン上で受付が開始されている。優勝者の発表は5月10日に行われ、オンライン授賞式は5月下旬に予定されている。

審査員はAIが生成したモデルのアイタナ・ロペスとエミリー・ペレグリニ、起業家でPRアドバイザーのアンドルー・ブロック、ミスコンテストの歴史研究者で書籍『Misdemeanours: Beauty Queen Scandals』の著者サリー・アン・フォーセットの計AIモデル2名と人間2名で構成されている。

各審査員は豊富な専門知識を活用して、「美しさ」「技術」「社会的影響力」の3つの主要カテゴリーにわたって出場者を評価する。3つのカテゴリーに沿って各クリエイターが採点され、各参加者には総合スコアが与えられ審査される。

バーチャルモデルをホストするサブスクリプション型プラットフォームのFanvueがプログラムパートナーを務め、ミスAI（ミスAIを作ったクリエイター）は、賞金5000ドル（約77万円）、、3000ドル相当のImagine Educationのメンターシッププログラムへのアクセス権、および5000ドル以上相当のPRプロモーション支援を手にする。2位と3位にもそれぞれ5000ドル相当、2000ドル相当のアクセス権やPRサポートなどの賞品が贈られる。

公式サイトはこちら

Top Image : © The World AI Creator Awards