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2024.08.26

知財ニュース

全自動ロボットによる歯科治療、米Perceptive社が新技術を発表

20240818 news02

アメリカのボストンにある「Perceptive」社が、全自動ロボットシステムの歯科治療を開発したと発表した。

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同社は、高度なOCT技術を使用したハンドヘルド口腔内スキャナを使用し、口腔内を3Dスキャンする。OCT(光干渉断層法)は、X線やCBCTスキャナーなどの他のスキャン技術の電離放射線を使用せずに、虫歯の検出精度を90%以上達成できることが実証されているのだという。

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この豊富な3Dボリュームデータを使用して最先端の診断と治療計画を実施し、歯科医が問題をより早く、より正確に診断し、そのデータを明確に視覚化して、患者が治療の必要性をよりよく理解できるようにする。

治療はロボットシステムで行う。このロボットシステムは、動きの激しい状況でも歯科医が安全に歯を治療できるように設計され、厳密にテストされているとのこと。

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歯科治療は、詰め物とクラウンが含まれている。クラウンの場合、典型的な処置には2時間かかり、従来の方法では1時間ずつ2回の通院が必要だった。同社のロボットシステムでは1回の通院で完了することができ、約15分で作業が完了するとしている。

Perceptive社

Top Image : © Perceptive

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