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2022.12.11
知財ニュース
たたんでハコべる「タタメルバイク」が世界最大の家電見本市「CES 2023」でイノベーションアワード受賞
株式会社ICOMAは、同社の「ICOMA タタメルバイク」が、最新テクノロジーが集結する世界最大規模の展示会「CES 2023」で、特に優れた製品に贈られる「CES 2023 Innovation Award」を受賞したことを2022年11月18日、発表した。
「ICOMA タタメルバイク」は、駐車場がいらない折りたたみ電動バイク。日本の変形玩具の美学を詰め込んだデザインが特徴で、生活環境に馴染ませられるデザイン性が国内外から高く評価されている。また、大型の四角いサイドパネルを着脱をすることで、スマホのように気軽にデコレーションを楽しめる。
電池にはライフサイクルが長く安全性に秀でたリン酸鉄リチウム電池を使用し、家庭のコンセントでも充電可能。3時間の充電で約30km走行できる。また、フロントには10インチのホイールとサスペンション、リア部分には大径のモノサスペンションを搭載。小さな段差もしっかりと乗り越えられるよう設計されており、車体は国産品質の板金加工で製造されている。
「CES」は、毎年1月にアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大規模の家電見本市。その中でも「CESイノベーションアワード」は、コンシューマー・テクノロジー製品の優れたデザインとエンジニアリングを表彰する年次コンペティション。主催はデザインと技術を表彰する全米家電協会(CTA)で、28カテゴリーで賞を競う。
「エンジニアリング、機能性が優れていること」「デザイン性に優れ美しいこと」「他の製品と比較して卓越し、先進的であること」の基準を満たした製品に賞が与えられ、今回ICOMAの受賞した「タタメルバイク」は、車両技術と高度なモビリティが評価され受賞に至った。
なお、「ICOMA タタメルバイク」は、USBによる給電機能を搭載し、バイクとしてだけでなくポータブル電源としての活用も可能。同社では、今後も非常時にも役に立つ防災用ポータブル電源用途や、側面パネルを活用したデジタルサイネージ、太陽光パネルによる自家発電など、これまでのバイクには無い様々な拡張可能性を想定しており、2023年の発売を目指し開発を進めている。
Top Image : © 株式会社 ICOMA