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2022.07.15

知財ニュース

リユースできるポカリスエット瓶が登場─循環型ショッピングプラットフォーム 「Loop(ループ)」で回収、資源循環

大塚製薬株式会社は、「ポカリスエット リターナブル瓶 250ml」を、循環型ショッピングプラットフォーム「Loop(ループ)」を利用し、「イオン」、「イオンスタイル」で7月12日より販売開始した。東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、茨城県、京都府の66店舗で取り扱い開始され、取扱店一覧は特設サイトから確認できる。

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大塚製薬は、大塚グループの環境方針・プラスチックステートメントのもと、

  • 環境活動指針:サーキュラーエコノミー:資源効率化を継続的に改善し、廃棄物ゼロ社会の実現に貢献する

  • プラスチックビジョン2050:消費者商品の全製品を対象に持続可能な社会に対応した容器包装の使用を目指す

  • 2030年目標:新たな代替素材(紙製容器など)、缶の見直し、再利用モデル容器、マイボトル対応製品の検討

などを掲げ、循環型社会の実現に向け、グループ全体で様々なアプローチやチャレンジを続けている。その中で、再利用モデルに適した強度、ポカリスエットの品質基準をクリアする容器の完成に至った。本製品は購入して飲用した後、店頭のLoop専用返却ボックスを利用して、使用済み容器を回収。瓶の洗浄、再充填を行い再販売される。

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循環型モデル用に強度や使用シーンを考慮して新たにデザインした本リターナブル瓶はガラス製で容量は250ml。ラベルはなく、ロゴ等は直接印刷されており、キャップは栓抜きで開ける王冠タイプ。メーカー希望小売価格は1本あたり230円(税抜)だ。この料金には容器のデポジット料金の70円が含まれている。

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Loop(ループ) とは米国テラサイクル社が開発した、「捨てるという概念を捨てよう」というミッションのもと、リユース容器を利用した『循環型ショッピングプラットフォーム』。

従来使い捨て容器に入れて販売されていた製品をリユース可能な容器で販売し、使用済み容器を回収し、洗浄・製品の再充填を行い再び販売する。Loopを通じて使い捨てプラスチックごみを削減するのみならず、"使い捨て文化"からの脱却を目指している。2019年1月に開始以降、世界5か国(米、仏、英、加、日)で展開されている。

店頭Loop専用返却ボックス

大塚グループは、今後も脱炭素社会の実現、 ひいてはサステナブルな社会の実現を目指し活動していくとのこと。

プレスリリースはこちら

大塚グループの環境方針・プラスチックステートメント

Top images : © 大塚製薬 株式会社

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