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2021.11.23

知財ニュース

移動するとマイルがたまるアプリ「Miles」が日本に上陸─環境にやさしい移動にはマイルを多く付与

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移動をするだけでマイルがたまるアプリ「Miles(マイルズ)」が日本に上陸した。Milesは米シリコンバレー発のアプリサービスで、2019年に本格開始し、アプリ登録者数は140万人以上(2021年10月20日時点)に及ぶという。2021年10月20日より、日本でもサービスが開始された。

Milesは、アプリ登録したスマートフォンを持って1マイル(1.609キロメートル)移動すると、1マイルのポイントが付与されるサービス。さらに環境にやさしい移動手段を用いた場合は、ボーナスポイントとしてマイルの付与が増える。例えば、「徒歩」や「ランニング」は10倍、「自転車」は5倍、「バス」「電車」「スキー」は3倍など。それにより、持続可能な社会づくりやSDGsの達成への貢献も目指しているという。

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移動手段の判定は、スマートフォンで検知した位置情報・移動データなどを基に、AI(人工知能)が自動で行う。位置情報の取得を「常に許可」に設定すると、移動時にアプリを起動しなくても、日々の移動距離・手段に応じて自動的にマイルがたまる。

たまったマイルは、3つの用途で活用できる。商品・サービスが受けられる特典やギフトカードへの交換、商品サービスが受けられる抽選応募、そして寄付。商品・サービス特典では、例えばファミリーマートで飲み物の無料引換や、JALの旅行ツアーの割引などに交換できる。抽選ではAmazonギフト券や動画視聴サービスの視聴権利などへの応募が可能。寄付では、森林保全や動物福祉などの活動を支援できる。サービス開始にあたり、ローンチパートナーの協力を得て、108の特典を用意したという(開始発表時点)。

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マイルを使用せずに、ゲーム感覚で楽しめるチャレンジ企画もある。一定期間内に「徒歩」「ランニング」「自転車」のいずれかの移動手段で、指定した一定距離を複数回移動するだけで特典を提供するなど、移動のモチベーションを上げるような企画が用意されている。

Milesはすでに国内でも注目を集めており、日経トレンディと日経クロストレンドが11月3日に発表した「2022年ヒット予測100」で第1位を獲得。「無価値だった移動そのものが、お得を生む金の卵になる」と評価されている。

ユーザーは移動によって様々な特典を得て、特典がまた、移動や店舗訪問のモチベーションにつながる。Milesは、コロナ禍で滞った社会に良い循環を生み出し、人も社会も環境も活性化すると期待される。

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Top Image : © Miles Japan 株式会社

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