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2023.12.22

知財ニュース

NVIDIAとセグウェイ、国際ロボット展「iREX」にて最先端ロボティクス「Nova Carter」を日本初公開

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NVIDIAとセグウェイは、産業用ロボットの開発プラットフォーム「Nova Carter(ノヴァ・カーター)」を、東京ビッグサイトにて11月29日から12月2日まで開催された国際ロボット展(iREX)で、日本初公開した。「Nova Carter」は手動フォークリフトや無人搬送車から完全自動運転への移行を促進するとしている。

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世界の多くの国が、高齢化、超高齢社会、労働人口の減少といった課題に直面している中、ロボティクス技術は、医療、モビリティ、流通、工場、ヘルスケア、小売など、さまざまな場面で労働力を支援する重要な役割を果たすと期待されている。

「Nova Carter」は、次世代の自律移動ロボット(AMR)の開発と展開を加速する最先端のコンピューティングおよびセンサープラットフォーム「NVIDIA Isaac Nova Orin 」アーキテクチャをベースとしたリファレンスデザインロボットだ。

サイズは全長722mm、幅500mm、高さ556mm。シャシーはセグウェイの「RMP Lite 220」を採用し、優れた衝撃吸収性能とオフロード走行能力を実現。大容量のバッテリー、高性能なモーターハブを備えている。

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運用効率を最適化し、自律移動ロボット(AMR)の開発と展開を加速するために、NVIDIAはオープンプラットフォームである「NVIDIA Isaac AMR」を提供している。このプラットフォームはモジュール形式で、倉庫シミュレーション向けの「Isaac Sim」と「Isaac Nova Orin」などで構成されている。「Isaac Nova Orin」は、AMRの開発を加速する最先端のコンピューティングおよびセンサーのリファレンスアーキテクチャだ。「NVIDIA Jetson AGX Orin」と次世代AMRに必要な一連のセンサー群を搭載することで、LIDARソリューションに加えて、周辺ビジョンベースの認識を実現するのだという。

「Nova Carter」は、豊富なセンサーポートフォリオ、強力なAIコンピューティング機能、カスタマイズ機能を備えており、非常に動的で構造化されていない環境でも人の間で安全に動作できる。この革新的なロボットは、生産性を大幅に向上させ、省力化を実現。コストを削減し、大規模導入を加速すると同時に、倉庫管理や物流処理などにおける運用の安全性を確保するとしている。

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国際ロボット展「iREX」

Top Image : © NVIDIA

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