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2026.01.22
知財ニュース
OpenAI、健康情報とChatGPTを統合した「ChatGPT ヘルスケア」を発表

OpenAIは1月7日、健康情報とChatGPTを統合したChatGPT内の新たな専用機能「ChatGPT ヘルスケア」を発表した。
健康に関する情報はポータル、アプリ、ウェアラブル、PDF、医療メモなどに分散していることが多く、全体像を把握するのが難しい状況で、複雑な医療システムに個人で対応せざるを得ない状況に置かれているのだという。
このような情報の分断を背景に、状況の整理や理解のためにChatGPTを活用しているという声が数多く寄せられている。健康は現在ChatGPTの最も主要な利用分野の1つであり、世界中で毎週数億人規模のユーザーが、ChatGPTに健康やウェルネスに関する質問をしている。
「ChatGPT ヘルスケア」は、健康とウェルネスのために設計されたChatGPTの専用機能だ。健康に関する情報を理解し、自身の健康を主体的に管理できるよう支援し、ユーザー自身の健康情報や文脈をもとに、より適切な回答を提供する。
また、電子健康記録や、Appleヘルスケア、Function、MyFitnessPalなどのウェルネスアプリと安全に接続できる仕組みを備える。これにより、検査結果の理解、診察の準備、食事や運動習慣に関するアドバイス、医療利用に関する情報整理や比較の支援など、ChatGPTがサポートしてくれる。
同社は、「ChatGPT ヘルスケア」は医療ケアを支援するために設計されており、医療行為の代替を目的としたものではなく、診断や治療を行うものではないとしている。
「ChatGPT ヘルスケア」は、ChatGPT内の専用スペースとして提供され、会話、接続したアプリ、ファイルは、他のチャットとは分離して保存される。ヘルスケアには専用のメモリがあり、健康に関する情報や、やり取りの文脈は、このスペース内に限定して保持されるとのこと。
ChatGPT全体における会話やファイルは、保存時および転送時の両方で、デフォルトで暗号化されている。「ChatGPT ヘルスケア」では、この基盤の上に、専用設計の暗号化や分離などの追加の多層保護を備えている。また、「ChatGPT ヘルスケア」での会話は、同社の基盤モデルの学習には使用されないと明記されている。
開発には、世界各地の医師と密接に協力したのだという。2年以上にわたり、60か国・数十の専門分野で診療経験を持つ260人以上の医師と協働し、30の重点領域にわたり、60万回以上のフィードバックを提供している。
また、評価主導のアプローチにより、モデルは人々が実際に支援を必要とするタスクで適切に機能するよう設計されている。たとえば、検査結果を分かりやすい言葉で説明することや、受診時の質問の準備、ウェアラブルやウェルネスアプリのデータの解釈、ケアの指示の要約などだ。
「ChatGPT ヘルスケア」は、まずは少人数の初期ユーザーを対象に提供を開始し、数週間以内にウェブ版およびiOS版のユーザーへ段階的に提供を拡大する予定だ。
Top Image : © OpenAI


