凸版印刷は2022年9月21日、共創プロジェクト「GEMINI Laboratory」の開始を発表した。さまざまなプレイヤーとの共創を通して、現実世界をバーチャル空間上に忠実に再現した「ミラーワールド」の構築に関するサービスを開発する。

SNSの浸透により、デジタル上で過ごす時間が増加している近年、同社ではリアルとバーチャルがボーダーレスに作用しあう世界を「ミラーワールド」と定義してきた。また、同社はこれまで、凸版印刷の持つ木目や石などのテクスチャ・質感のデータや建築の意匠を忠実に再現した高意匠の建装材を提供している。これらのデータをもとに、「ミラーワールド」やメタバースを始めとする仮想空間上に、これらのテクスチャ・質感のデータ、空間や建築を実装できるデータベースの構築を推進してきた。

「GEMINI Laboratory」では、ミラーワールドやメタバースを始めとする仮想空間の可能性について、さまざまな議論や調査／研究などを共同で行っていくコミュニティを形成するとのこと。多様な活動を通して、仮想空間と現実空間が相互に作用しあう空間の提供を目指す。

なお、「GEMINI Laboratory」では、全容を解説し、併せて仮想空間に関する多彩な有識者が議論を行うキックオフイベント「GEMINI Laboratory Kickoff Event」を10月6日に開催。今後は、さまざまなアーティストが「GEMINI Laboratory」のコンセプトに則して制作・キュレーションした作品を展示する「GEMINI Laboratory Exhibition」を10月14日より開催し、また「GEMINI Laboratory」の活動や「ミラーワールド」を始めとする仮想空間の可能性について調査と情報発信を行うオウンドメディア「GEMINI Laboratory Media」の開設を行う。

同社では今後、「GEMINI Laboratory」の活動を通じて、ミラーワールドの普及を進め、同社が推進するさまざまなメタバース関連ソリューションとの連携を推進していく。加えて、木目や石などのテクスチャや質感のデータを仮想空間上に実装できるデータベースの開発を推進し、多様な技術やプロダクトを多方面で活躍するプレイヤーとの共創で生み出すとしている。

■「GEMINI Laboratory Exhibition」
【会期】2022年10月14日（金）〜10月25日（火）
【時間】12:00-20:00
【場所】ANB Tokyo（東京都港区六本木5丁目2−4）
【入場料】無料
【備考】
・開催にあたり、各行政機関の指針および、当社の定める感染症拡大防止ガイドラインを順守して運営します。
・10月14日（金）の18:00-20:00は関係者のみ、一般入場はできません。
【イベント詳細】
https://exhibition.gemin1.xyz

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「GEMINI Laboratory Media」公式サイト

「GEMINI Laboratory Exhibition」公式サイト

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