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2024.05.24
知財ニュース
MIT発、液体3Dプリント企業Rapid Liquid PrintがシリーズAで700万米ドルを資金調達
マサチューセッツ工科大学(MIT)からスタートした企業Rapid Liquid Printが、シリーズAで700万米ドルの資金を調達した。
ドイツのHZGグループが出資し、BMW i VenturesとMassMutualも参加している。HZGグループは、積層造形分野のパイオニアとして、積極的に市場を形成している。また、同社の投資の焦点は、若い企業と持続的に成功するビジネスモデルの開発にあるとしている。
資金調達したRapid Liquid Printの企業名である「Rapid Liquid Print」は、MITの研究グループ「Self-Assembly Lab」がSteelcase Inc.と共同開発し、2017年に発表した革新的な液体3Dプリント技術だ。
ゲル懸濁液内で液体オブジェクトを3次元に「描画」する。オブジェクトは印刷中に硬化し、最小限の後処理で使用できるようになる。ゴム、発泡体、プラスチックなどの高級素材から大型の物体を数分で製造することが可能だ。
Rapid Liquid Printは、医療機器、履物、家庭用品、家具、航空、自動車部品などのアプリケーションに関して、世界中の研究者や業界をリードする企業と協力しているとのこと。
Top Image : © Rapid Liquid Print
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