News

2021.08.03

知財ニュース

SNSで話題の「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」、開栓した瞬間に生ビールのように泡立つその仕組みとは?

スクリーンショット 2021-07-26 12.32.20

アサヒビールは、供給が間に合わず一時休売している「スーパードライ 生ジョッキ缶」を、8月3日、9月7日、10月12日、11月16日、12月21日にそれぞれ数量限定で発売することを発表した。

「スーパードライ 生ジョッキ缶」は、上面のふたを全開にできる缶ビール。開栓するときめ細かい泡が自然に発生し、飲食店のジョッキで飲む樽生ビールのような味わいを楽しめる。4月初旬にコンビニエンスストアで先行販売を開始すると、ニュースサイトやSNSで大きな話題となった。

開栓した瞬間に泡立つのは、缶体内面に新開発の特殊塗料(特許出願中)を採用したため。通常、缶体内面には風味保持や金属素材の腐食防止を目的にコーティングが施される。従来の塗料で缶体内面をコーティングすると平滑な状態になるが、新開発の特殊塗料を使うとクレーター状の凹凸となり、この凹凸が発泡を促進することで湧き出るような泡立ちを実現する。凹凸は焼き付け処理されており、融解する心配はないとのこと。

開栓後も泡が出続ける設計となっており、一口目の味わいや喉越しを何度でも楽しめるのが特徴だ。

また、蓋には飲料缶では初の「ダブルセーフティー構造」を採用している。ダブルセーフティー構造とは、蓋の端と飲み口の端の両方を丸めるようにするもので、一般的には食品缶詰に採用されている技術。開けると鋭くなっている端が手や口に当たらず切る心配ないので、蓋を全開しても安全性が高い。

実際に生ジョッキ缶を体験した方からは「飲み口が広いので美味しく飲める!」「居酒屋に行かなくても生ビールを楽しめる」などの声が寄せられ、SNSでも大きな話題となった。

販売数量はアサヒビールの想定を大きく上回り、コンビニエンスストアで4月6日に先行販売した2日後の4月8日には商品供給が追い付かず出荷停止したことを発表。4月20日にはスーパーなどの全業態で一般販売を開始したが、翌21日には再び出荷停止を発表した。その後も月に一度のペースで数量限定発売を実施しているが、販売当日に完売してしまう店舗も多いそう。

コロナ禍で「家飲み」が主流になりつつある今、ビールのプロフェッショナルと先端技術がタッグを組んだこちらのビールは、ぜひ一度試してみたい一品だ。気になる方は、販売日にコンビニかドンキホーテをチェックすることをおすすめする。

公式サイトはこちら

Top Image :©アサヒビール株式会社

広告